ZENJIN 2019 特別号
20/26

査進出となる今回、「レタスの茎はなぜ赤くなるのか」をテーマに研究成果を発表し、入賞の栄誉を手にしました。一方、入選3等に輝いた西岡さんの研究テーマは「文字認識を利用した自律制御~文字認識ができるお手伝いロボットの開発~」です。 2人とも7年生からサイエンスクラブで課題研究を行い、論文作成のほか、スーパーサイエンスハイスクールの発表会、学会ジュニア部門での発表参加、ロボットの大会へ出場するなど、継続的に研究活動を続けてきた成果が今回の結果に結びつきました。ムとなっています。日々英語に触れることで、英語で理解する力を習得。BLESクラスが一般クラスと同じフロアにあり、一緒に行事などにも取り組むことが、全体の英語力の底上げにもつながっているといった意見も。BLESで学んだ児童は国際バカロレア(IB)クラスのカリキュラムで学べるので、英語教育もスムーズに移行することになります。そして、国際バカロレア(IB)クラスでディプロマの資格を授与されると、日本を含む世界の大学の入学資格として認められます。 また、同時にスタートした幼稚部年少から4年生までの希望者が対象の延長教育プログラム「ES(Extended school)」も、玉川学園の理念の一つである自ら学ぶ姿勢「自学自律」実現のため、大きな役割を果たしています。今後もプログラムの検証を重ねつつ、改善を図ると同時に新規講座の導入を検討していきます。 2016年4月から導入された、日本語と英語で学ぶバイリンガル教育プログラム「BLES(Bilingual Elementary School)」。K-12一貫教育の観点から、同時に幼稚部でも「BLES-K(Kinder)」がスタート。文部科学省の学習指導要領に則った学びで、一般クラスと同じ内容を学びつつ、国語と社会以外の科目は英語で学ぶ、日本語力と英語力のどちらも高められるカリキュラ 2018年12月、第62回 日本学生科学賞の中央最終審査が行われ、9年生の平野悠さんが「環境大臣賞」を受賞し、同じく9年生の西岡英光さんが入選3等となりました。日本学生科学賞で2点同時の入賞・入選は玉川学園として初の快挙です。 日本学生科学賞は毎年全国から中学・高等学校合わせておよそ7万点の応募があり、環境大臣賞は特に優れた作品に与えられる「大臣賞」の一つです。平野さんは8年次にも東京都大会で最優秀賞を受賞し、中央審査まで進みましたが、惜しくも入選・入賞を逃していました。2度目の中央審20│全人特別号教育・研究トピックス――❷バイリンガル教育「BLES」と延長教育「ES」語学力や自学自律など、児童教育で求められるプログラムを設置。第62回 日本学生科学賞9年生2名が快挙達成日本学生科学賞で見事入賞・入選を果たす。(左:西岡英光さん、右:平野悠さん)K-12K-12

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る