新年のご挨拶

2020.01.01

2020年 明けましておめでとうございます。

旧年は玉川教育にご協力、ご支援を賜り、誠にありがとうございました。
昨年、玉川学園は創立90周年を迎えました。2020年は100周年へ向け、新たな一歩を踏み出す年です。
本学では創立以来、学問(真)・道徳(善)・芸術(美)・宗教(聖)・健康(健)・生活(富)という人間文化の価値観を一人の人格の中にバランスよく形成する「全人教育」を教育理念に掲げ、幅広く豊かな教養と高度な専門知識を身に付けた人材を育成しています。加えてSociety5.0と呼ばれ、急速なスピードで変化する社会のデマンドに応える人材を輩出すること、そのために教育、学修環境の整備を推し進めていくことも本学の使命であると考えております。
本年4月より大学新校舎「STREAM Hall 2019」の運用が開始されます。ここでは農学部・工学部・芸術学部の学生が共に学び、本学独自の「ESTEAM教育」が展開されます。「ESTEAM教育」とは従来のSTEM教育(Science 科学、Technology 技術、Engineering 工学、Mathematics 数学)に芸術(Arts)とELF(English as a Lingua Franca:共通語としての英語)を融合したものです。学生たちは専門分野と異分野を同時に学ぶことで、より広い視野を持ち、21世紀を切り開く革新的な発想力や新たな価値を創造する資質を養っていくことでしょう。
こうした教育での取り組みは、研究面にも大きく繋がっていきます。現在、水産資源の新しい養殖技術を追究するアワビの陸上養殖やLED農園での天候に左右されない野菜の栽培・販売の事業化が行われています。従来とは全く異なる原理によるY-00量子暗号や量子レーダーの開発も進行中です。さらに2020年度からは小学校で英語とプログラミングが本格導入されることから、教員養成においてもESTEAM教育の必要性が高まってきます。
本学ではこれからも学際的な教育・研究環境の整備と社会に貢献する先端研究を積極的に推進し、これからの日本の発展に貢献し世界で活躍できる人材を育てていきたいと考えています。

2020年も皆様方にとって豊かな年となることを玉川の丘より祈念し、新年のご挨拶といたします。

学校法人玉川学園理事長
玉川大学 学長
玉川学園 学園長

小 原 芳 明