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『全人』2018年10月号 No.831より

2018.11.15

2018年10月号 No.831

幼稚部・1~4年生を対象とした玉川学園の夏の恒例行事、サマースクールを特集します。子どもの好奇心を刺激して、さまざまなものへの興味や関心を引き出すことを目的に、今年度はのべ142講座が開講。3日間の様子を各講座の写真で振り返ります。巻頭インタビューには脳研究者の池谷裕二さんが登場。大人が子どもの成長をどう見守るべきかを、脳研究の事例や成果を引き合いにうかがいました。「行事報告」では、今年度より始まった新しい試みでもある、芸術学部主催の音楽イベントたまおん を紹介。学内各所を会場としたコンサートやワークショップなどの模様を報告します。
表紙写真=岩崎美里

  • 脳研究者、薬学博士、東京大学大学院薬学系研究科教授の池谷裕二さん。研究テーマは脳が変化することと、その変化が脳にとどまること(可塑性)の探究。『パパは脳研究者』『できない脳ほど自信過剰』など、著書多数

    好きなこと、面白いことばかりに熱中して、学校の勉強をしないと、親として心配になるかもしれません。もちろん、いい大学に入り、いい企業に就職することが人生でいちばん大切なことだと考える人にとっては不安でしょう。しかし「価値」というものは、時代によって変化します。
    将来、世の中を大きく変えていくのは人工知能でしょう。東大に合格するぐらい頭がいいに越したことはないけれども、人工知能の進歩の速さを考えると、ただ頭がいいだけの人の価値がいつまで続くのか。むしろ、成績はあまりよくないけれども、いろいろなことに興味がある人のほうが、将来的には可能性があると思います。

    「『面白い』と思えることが人間としての強みになる」池谷裕二 p4

  • ペアワークや実演など、能動的な学びの工夫を随所に取り入れる森教諭の授業。コミュニケーション力や対人スキルは多様な問いに応えるための思考力を培い、理系・文系を問わず知識の定着につながる

    生物学の概念や原理・法則を理解し、科学的思考法を養う「生物基礎」。その中でこの日、10年金剛組が取り組むのは「タンパク質合成」です。生物の体を構成する大切な要素であるタンパク質は、細胞の中でいかにつくられるのか。DNA、RNAなどのはたらきを学んだ前回までの振り返りから始まります。
    「先生の話をしっかり聞いても、じつは理解が不十分だったことってありませんか」と森研堂教諭は授業冒頭、明るい声で問いかけます。「だから今日はまずタンパク質合成の流れを隣同士で2分間、説明し合ってください」

    玉川のアクティブ・ラーニング 16 高学年理科 森 研堂教諭の授業 p26

目次

  • [特集]SUMMER SCHOOL 2018
    interview 「面白い」と思えることが人間としての強みになる
     脳研究者 池谷裕二
    親子でTAP体験
    デンマーク体操教室
    カプラ/水鉄砲作り
    サマースクール2018 講座リスト
    トリックアート工作
    ヒップホップ
    和太鼓
    こども司書になろう!/自分だけの星座をつくろう!
    VOICES OF THE VOLUNTEERS
    故きを温ねて 60 「よく旅行もしました」…白柳弘幸
  • TAMAGAWA GAKUEN NEWS
  • 行事報告
    たまおん tamagawa university music day…松川 儒
  • 玉川のアクティブ・ラーニング 16
    高学年理科 森 研堂 教諭の授業
  • 数字でみる玉川 3
    赤ちゃんラボ会員数
  • 教育探訪 3
    CCRCと大学…中西 茂
  • キャリアナビゲーション ’18
    TAKAMI BRIDAL 髙柳有加さん+就活Q&A
  • 学園日誌…小原芳明
  • Book Review 161 『目の見えない人は世界をどう見ているのか』…角屋智栄
  • 教育博物館館蔵資料紹介 313 「日本國産葷辛類一覧」…柿﨑博孝
  • 玉川の仲間たち 「イネ」…関川清広

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