『全人』2020年3月号 No.847より
2020年3月号 No.847
国際感覚と英語力をそなえ、ビジネスの力で課題を解決し、社会に貢献できる「次世代のビジネスリーダー」の養成に取り組む経営学部を特集します。国際経営学科の教員が私たちのくらしに関わるトピックを解説。あわせて留学や資格取得に挑戦する学生たちの声も紹介します。「玉川の先輩を訪ねて」には、芸術学科で日本画を学び、現在は手描友禅作家として活躍する大地佐和子さんが登場。「EDUCATION REPORT」では、新しくスタートしたK-12と大学による高大連携授業の模様を報告しています。
表紙写真=岩崎美里
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経営学部では、国際経営学科に3コース(国際会計、グローバルビジス、マーケティング戦略)が設置された2015年度から資格取得・検定合格と英語力向上を目標に掲げています。(中略)
近年はBATIC(国際会計検定)、日商販売士、TOEICといった面で成果をあげる学生が着実に増えています。18年度からは単位取得の評価において、資格・検定での到達度合いを反映する仕組みを導入しました。来年度以降、さらなる成果があがることを期待しています。
経営学部はさまざまな角度から「マネジメント」を学ぶ場です。専門知識を修得することはもちろんですが、学生の皆さんにはまず自分をマネジメントする(自律)ことから始めてほしいです。その自律は自立に、やがて自信をもって社会に出ていくことにきっとつながるはずです。「マネジメントの学びを通して自律・自立した自信ある職業人に」
経営学部長 喜治 都 教授 p8 -
連携授業を企画した森研堂教諭は、「授業で学んでいる内容も解明されていないことが多く、第一線の研究者がまさに研究しているところなのです」とした上で、生徒に説きました。
「生物は暗記科目ではありません。だから生物をまず楽しんで。そして大学の先生方のお話から、普段の学びが将来的に他の分野にもつながることを実感してください」
来年度以降もこの高大連携は続きます。「農学部、脳科学研究所をはじめとして、幅広い分野の研究者の協力を得られたら」と森教諭は話します。年間を通した学びに研究者の授業が組み込まれることで、探究的な学びのきっかけも生まれるはずです。EDUCATION REPORT 高大連携 11年生「生物」 p20
目次
- [特集]経営学の視点
[SDGs]「企業価値の行方とグリーンボンドの拡大」 島 義夫
[企業報告のあり方]「会計のガバナンスへの貢献」 伊藤良二
[消費の表裏を読む]「消費者行動とマーケティング」 神谷 渉
[中小企業]「イノベーションを生む異業種ネットワーク」 長谷川英伸
経営学部の成果と未来/学部長インタビュー 喜治 都
在学生にインタビュー「経営学部で学ぶこと」
社会とつながる実践 地域連携授業「経営塾」/インターンシップ体験 ほか
故きを温ねて 76 「全人教育+グローバルな思考力」…白柳弘幸 - TAMAGAWA GAKUEN NEWS
- 令和元年度 礼拝献金についてのご報告
- 行事報告
探究 ―人生の開拓者を育む学び ― …工藤 亘 - EDUCATION REPORT
高大連携 11年生「生物」 - 生涯学べ 61
松永徳子 相沢幼稚園教諭 - 玉川の先輩を訪ねて 83
手描友禅作家 大地佐和子【文学部芸術学科2002年卒業】 - 玉川玉手箱 25
原町田の交差点にて…小松英彦 - 教育探訪 11
遠隔授業の進化と課題…中西 茂 - キャリアナビゲーション ’19
株式会社和光 臼井凌也さん+就活Q&A - 学園日誌…小原芳明
- Book Review 177 『たいせつなきみ ストーリーブック』…小林 潤
- 教育博物館館蔵資料紹介 329 「體操圖解」…宇野 慶
- 玉川の仲間たち 「シロイヌナズナ」…奥崎文子