玉川大学 公開講座 2013秋
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講座のお申し込み・お問い合わせ TEL.042-739-8895 www.tamagawa.jp/tucl13〈定員〉20名大名家の香道 -初心者でも楽しめる香道へのお誘い-安藤家御家流香道家元 安藤 綾信 安藤家御家流香道家元後継 安藤 園枝最も教養の高いものとされている香道は江戸大名家の奥向きで大きく花を開かせました。東福門院サロンに米川常伯が香道を以って御傅授奉った事に依り江戸大名奥向きに盛んになりました。やがて時は移り文明とともに少なく成りましたが明治・大正・昭和初期までは何とか大名家に傅わりましたが、現在では当家のみと成りました。各名家の香道具は美術品として美術館に納められています。昭和四十五年より奨めに依り留とめりゅう流を解きまして、安藤家御家流として世間に御披露を致し現在に至って居ります。九月 古今香 古今傳授の本流二條流(御子左家)の傳承を郡上八幡の城主東常緑から飯尾宗祇え又三條西実隆から細川幽斎へと傳授されたその人物に、それぞれのイメージを合わせ香木を組み、三木三鳥の傳は客香として組香されます。郡上八幡城のお話し又田辺城にての傳授の物語にふれながら聞香をいたします。水曜日 全3回 9/25、10/23、11/27 13:00〜15:00J-1011開講日18,000円受講料十月 舞楽香 此の組香は東福門院御所の御考案として傳承致して居ります。源氏物語りの世界より光源氏と朧月夜の人形を盤の上で進めます。小さな人形に舞楽の幔幕・火炎太鼓・鉦鼓なども美くしく配置されたなかで行います。此の様な盤物を用いるのが大名香道の特徴と言へます。東福門院御所で考えられた米川常伯の香道です江戸大名家の奥向きに広まり一世を風靡したと言われます。十一月 古今香 此の組香は古今和歌集より作製された組香です。古典を紐とかれて居りますので難しいと思われますが初心の方にも解りよく講座を進めますので香木のもつ香りブレンドとは異り純粋な香り又歴史と共に今日に残された僅かな香木の味わいの香りを体験して頂きます(香札を用います)。講師経歴旧磐城平藩主第十六代当主。昭和6年12月10日東京に生まれる。関西大学卒業。安藤家分家より本家元子爵 信昭の養子となる。先祖よりの茶道・香道及び礼法を里方母安藤百合子より相伝す。昭和45年八芳園に於いて、高松宮殿下、宮妃殿下、旧平戸藩主松浦素氏御来臨のもと、初代対馬守重信三百五十年遠忌及び十代信正百年忌を営む。この時より留流を解いて一般に伝授する事となる。御家流茶道十六世。安藤家御家流香道十一世。伊勢流礼法伝承。はじめての盛物(もりもの)二葉流家元 堀口 昌洸J-1052水曜日 全5回 10/2、11/13、12/18、2/5、3/12 13:30〜15:30材料は各自で持参していただきます(前もって材料をご連絡します)。開講日備 考〈定員〉20名35,000円(花材費別)受講料盛物は江戸時代後半より文人墨客の間に余技として高雅な気分や品格のある味わいを尊ぶことを目的に楽しまれ、煎茶席の飾りなどに多用されていましたが、はっきりと形態づけされたものでなかったので、初代家元堀口玉方が大正のはじめに内容を組織、体系化し盛物道を完成しました。「目食」「蔬菜盛」「蔬果盛」「果物盛」「盛果」「飾果」と呼ばれ、芽出しのもの、形状に変化のある蔬果、洗った根などすべて自然が創り出す妙味のあるものが使われ、雅題という作品の意義、ねらいを示すテーマと共に観賞するに、この変化に富んだ味わい、誠に楽しいものです。自然が暮らしの中にあってこそ、はじめて生活に潤いが出来、心の豊かさが生まれます。東洋独特の文化です。ぜひ、皆様と共に後世に伝えたいと思います。盛物 -継続者のための特別講座-二葉流家元 堀口 昌洸本講座は継続受講生のみの募集となります。水曜日 全5回 10/2、11/13、12/18、2/5、3/12J-1061開講日35,000円(花材費別)受講料講師経歴大阪に生まれる。1962年 二葉流入門 先代家元堀口玉華に師事。1991年 五代家元継承。伊勢神宮へ1945年より63回に渡り先代に続き献花。天皇、皇后両陛下並び皇室の方々ご参拝の都度献花拝命。NHKテレビ出演、出版など活動多数。公益財団法人日本いけばな芸術協会評議員。大阪府花道家協会顧問 他。

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