玉川大学 公開講座 2013秋
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16世界の名作をご一緒に-映像で辿る名作への旅:フランス文学と絵画を求めて-元玉川大学文学部教授 田代 葆土曜日 全5回 9/28、10/5、10/19、10/26、11/2 10:00〜11:50I-1031開講日備 考テキスト:プリントを配布〈定員〉30名15,000円受講料今回も、適宜音楽を耳にしながら、映像を介して、文学と絵画を鑑賞いたしたいと思います。フランス19世紀は小説と詩の時代といわれます。皆様もよくご存知の小説家や詩人たちが次から次へと現れて、数々の名作を世に送り出しました。今回は2人の小説家と1人の詩人を取り上げ、その生涯や作品をご紹介いたします。併せて、それらの文学作品と反射しあうかのように描き上げられた絵画作品(やや時代的にずれることもありますが)を眺めてみたいと思います。ボードレールの詩から生まれたシャンソンにも耳を傾けてみましょう。そして、この時代は、我が国の画家たちが西欧の絵画と意識的に接触した時期に当たります。この出会いから、近代日本絵画の新たな展開がなされます。ここにも注目してみましょう。文学と絵画、そして音楽を鑑賞しながら、ひととき、心をなごませていただければ、と思います。予備知識のようなものはまったく不要です。【第1回】ヴィクトル・ユゴーの文学世界(ロマン主義の風景)『風景・光への眼差し』V.ユゴーの絵画クロード・ロランの絵画J.M.W.ターナーの絵画【第2回】モダン・パリをご一緒にエデュアール・マネとベルト・モリゾの絵画【第3回】オノレ・ド・バルザックの文学世界(写実主義の風景)『もの・土への眼差し』ジャン・シメオン・シャルダンの絵画バルビゾン派の画家達ジャン・フランソワ・ミレーの絵画テオドル・ルソーの絵画【第4回】『色・光への眼差し』(印象主義を引き継ぐ風景)ジョルジュ・スーラの絵画ポール・シニャックの絵画モーリス・ド・ブラマンクの絵画【第5回】シャルル・ボードレールの詩的空間(象徴主義の風景)『文学への眼差し』オディロン・ルドンの絵画と「悪の華」ギュスターヴ・モローの絵画と「サロメ」世界遺産の魅力〜アフリカの歴史〜-古代エジプトだけではないアフリカ独自文明-NPO法人世界遺産アカデミー 主任研究員 目黒 正武土曜日 全5回 9/21、10/5、10/19、10/26、11/2 10:00〜12:00I-1021開講日備 考テキスト:プリントを配布〈定員〉30名17,000円受講料アフリカのイメージというと野生動物が暮らす豊かな自然環境、といったものが多く、アフリカ、特にサハラ以南の文明や歴史については、中々イメージできるものが浮かばないかもしれません。しかし、世界遺産を見てみると、アフリカ各地で様々な王国が栄枯盛衰の歴史を繰り返してきたことがわかります。16世紀以降、ヨーロッパ列強の海外進出と植民地政策の歴史の中で、大きな痛手を被ったアフリカ文明の歴史に触れると、歴史観、世界観が変わるかもしれません。人類の故郷、アフリカの魅力を再発見できる世界遺産講座です。講師経歴1953年横浜に生まれる。大学卒業後、旅行会社に就職。海外を中心に世界遺産を数多く訪問する。2005年世界遺産アカデミーの設立に参加、検定事務局を担当する傍ら、様々な教室で世界遺産に関する講座を担当、独自の切り口で、それぞれの世界遺産を紹介する。
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