組上燈籠(復刻版)
「上野公園動物園組上ケ」(復刻版)1,296円〈税込〉
よみがえる古のペーパークラフト
260×380mm/各4枚+解説/解説:柿﨑博孝(玉川大学教育博物館准教授)

「上野公園動物園組上ケ」
作者不詳
版元=東京・日本橋区/三宅半四郎
版型・数量=大判錦絵4枚続
制作年=明治24(1891)年
所蔵=玉川大学教育博物館(鈴木コレクション)
上野動物園は、明治15(1882)年3月20日に開園した日本で最も古い動物園である。この組上燈籠には、開園9年後、明治24(1891)年当時の動物園や来園者の様子が巧妙に再現されている。
組上燈籠とは、錦絵の一種で、画中の部品を切り取って、芝居、風景、建物などを組み立てる玩具絵です。
組上燈籠のほか、切組燈籠、組上絵、組立絵、立版古などとも呼ばれ、江戸・明治・大正期にかけて、子どもから大人まで楽しめる遊び物として流行しました。組上燈籠には、一枚物から複数枚続きのものがあり、裏打ちしたのち、ハサミや小刀で切り抜き、糊しろに糊をつけて組み立てていきます。