学校法人 玉川学園 Puente 2012.06 vol.02


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いました。ただ、先生のテストは難しくて、卒業して10年も経った今でもテストの夢を見るくらい(笑)。子供たちに楽しさを伝えたい武内 現在、玉川学園1-8年生の非常勤講師として体育の授業を受け持っていますが、最初は教育者としての責任や大変さばかりが気になって、私に務まるのか不安でなりませんでした。でも、もっと多くの人たちにエアロビックを知ってもらいたいという目標を持ってからは教えることが楽しくなりました。有酸素運動のエアロビクスがスポーツジムで人気を集めているのに対して、競技であるエアロビックは知名度がまだまだ。でも、エアロビックは身体的な鍛錬にも、表現力の向上にも有効なスポーツです。2012年度から中学でダンスが必修になりますから、エアロビックと触れる機会を作って、子供たちにその楽しさを伝えたいと思っています。─皆さんのご自身の夢を教えてください。武内 競技者としては、今後、国際大会を3つ控えているので、競技生活の集大成として結果を出すことが目標です。現役を退いた後はエアロビックの指導方法の確立と普及に貢献したいと思っています。三河谷 私は表現者を目指したい。以前、友達が私の歌を聴いて泣いてくれたことがあって、その感動が忘れられないんです。自分が一生懸命にやることで誰かにプラスの力を与えられる、そんな人間になりたいと思っています。もちろん、そう簡単な道ではなく、ときには落ち込むこともありますが、その分喜びや楽しさ、幸せをよりいっそう大きく感じられるのも事実ですから、いつも前向きに挑戦したいです。三宅 将来は人とかかわる仕事、人の喜びにつながる仕事に就きたいと思っていますが、今はアメリカで開催される大会のことで頭がいっぱいです。昨年は東日本大震災の影響で出場できませんでした。今年は皆の思いがたくさん詰まった大会になりますから、すべての力を出し切りたいです。上野 今年は日本を拠点に活動します。7年間アメリカで培ったものを、ダンスにかぎらずあらゆる表現方法を使って全力で伝えたい。単身で海外に渡り、コンテストを勝ち抜き、世界のプロフェッショナルの舞台裏を見て、さまざまな経験を積んだ自分だからこそ言えることもあるはず。それから…ハリウッド映画に出演するとか、周囲を驚かせることがしたいですね!編集部注:ダンスドリルチームJULIASは、インタビュー後の2012年4月13日に開催された「全米学生チアダンス選手権」決勝で第2位という優れた成績を収めた。また、特別賞「コリオグラフィー賞」も受賞。クラブルームにて「練習ももちろんだけど、練習前のミーティングは厳しかったなあ」(三河谷さん)「今もです(笑)。これも先輩たちが残してくれた大事な伝統です」(三宅さん)15VOL.02


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