学校法人 玉川学園 Puente 2012.06 vol.02


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未来へのまなざしキャンパス今昔ものがたりSPECIAL2学生の本分は勉学である。とはいえ、一日のほとんどをキャンパスで過ごす彼らとしては食生活の充実も大切なこと。今回の施設設備計画にはそんな学生たちの声に応えるかのように、大学父母会からのご支援のもと新食堂の建設工事も進んでいる。 2013年1月竣工予定の新食堂KEYAKIは教学事務棟の向かいに位置し、収容人数は1階屋内132席、テラス席82席、2階屋内144席、テラス席132席と、ゆとりのある設計になっている。1階のカフェとコンビニは朝7時半から開店するので、早朝から登校して自習する学生にとってはありがたいことだろう。2階はランチタイムを充実させており、食事をしながら、あるいはお茶を飲みながら、友人とのおしゃべりを楽しめるコミュニケーションの場として活用できそうだ。 この新食堂には玉川ならではのメニューも登場する。隣接する植物工場で採れた野菜をここで食べることができるのだ。玉川の研究成果がつまった野菜の数々をぜひとも味わっていただきたい。 新食堂は災害時には避難場所として活用できるように工夫されている。例えば、太陽に向いている方向には大きなひさしと外部テラスが配置される。通常は、客席として利用されるが、災害時には外部広場と連携し、災害活動拠点としての役割を担う。厨房は電気とガスを併用するので災害時のインフラ途絶のリスクを分散し、炊き出しなどにも応用できる。KEYAKI2013.1大学新食堂仲間と集まれ内部のインテリアは、洗練されたシンプルなつくり。同時に、自然通風や太陽光を活用し環境に配慮した設計を採用している。新食堂KEYAKIの外観イメージ。新食堂はただ単に空腹を満たすための空間ではなく、学生や教職員の交流の場として活用されることが期待される。8VOL.02


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