玉川大学出版部は、1929(昭和4)年、玉川学園の創設と同時に「玉川学園出版部」として発足しましたが、その前身は1923年設立のイデア書院に遡ることができます。現在の名称「玉川大学出版部」に変更されたのは、旧制玉川大学発足時の1947年です。
イデア書院時代には、玉川学園の創立者で「全人教育」の提唱者である小原國芳の著作を中心に刊行しておりましたが、学園創設後は、新教育運動や欧米の最新の教育思想を紹介する著作を刊行するとともに、「全人教育」の普及を担う出版活動を活発に展開してまいりました。
1932年には、日本ではじめての子ども向けの百科辞典『児童百科大辞典』(全30巻)を刊行しました。これは、夢の教育と理想の学園建設のためには体系的な百科辞典が不可欠であると考えた小原國芳の発案によるものでした。この流れは、戦後の『学習大辞典』(全30巻)、『玉川児童百科大辞典』(全30巻)、『玉川こども百科』(全100巻)、『玉川百科大辞典』(全31巻)、『玉川新百科』(全10巻)、『玉川こども・きょういく百科』(全31巻)などにつながっています。
1965年頃からは、『世界教育宝典』『キリスト教教育宝典』『教育の名著』『玉川学校劇集』をはじめとする教育に関連する研究書や専門書、音楽・演劇・体育に関する実践書を、そして1974年には教養啓蒙書「玉川選書」の刊行を開始、『フレーベル全集』『西洋の教育思想』などの幼児・児童教育の叢書を相次いで刊行しました。
1982年からは大学教育の現在・過去・未来を考える「高等教育シリーズ」の刊行を開始。教授法から大学史、各国の教育事情まで、高等教育のさまざまなテーマを扱っています。
一方この間に、玉川学園・玉川大学の教育実践活動や研究活動をインタビューや報告記事で紹介する「学園機関誌『全人』(月刊)」を編集・発行し、玉川学園の保護者・在学生以外にも情報発信しております。
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