安心・安全な野菜をより多くの方に  増産体制が整ったサイテックファームで初荷式が行われました

2014.12.22

11月25日(火)、玉川大学サイテックファームにて栽培されたレタスの初荷式が行われました。
玉川大学では2012(平成24)年に西松建設株式会社と産学連携協定を結び、LEDを使用した完全人工光型植物栽培システム「LED農園」を搭載した玉川大学サイテックファームを設置。LEDを使用することにより、屋内で土を用いずに野菜を栽培すると同時に、光環境と培養液の調節によって野菜の品質や栄養価の向上を可能としました。これまで約2年にわたりリーフレタスなどの事業実証を行い、1日600株の野菜を栽培。ブランド名「夢菜(ゆめさい)」として、小田急線沿線のスーパーマーケットOdakyu OXを中心に販売しており、その美味しさや品質の高さなどが支持されてきました。こうした実績を踏まえ、サイテックファームではそれまで空きスペースだった約305㎡に栽培棚を増設し、12月1日より日産3200株の野菜栽培システムを稼働しました。

この日の初荷式には小原芳明学長や西松建設の近藤晴貞代表取締役社長の他、約30名の関係者が列席して執り行われました。式では、近藤社長のお祝いの言葉と共に「今後は研究の発展とともに、安心・安全な野菜の提供などを確立することで、産学連携に関わる者が互いに発展する関係を築いていきたい」といった話がありました。また小原学長からは「現在、大学病院から共同研究の依頼も来ています。名前の通り、夢いっぱいの野菜を出荷していきたい」との祝辞がありました。二人のあいさつの後、この日出荷するレタスが栽培棚から運び出される様子が公開されました。そこでは、収穫時期を迎えたレタスがフルオートメーションで栽培棚から自走台に乗せられ、収穫作業室へと運ばれる様子が見られました。そして梱包された野菜が、関係者の手によって出荷用コンテナに収められ、初荷式は無事に終了しました。

最後に、株式会社サイテックファームの萩谷宏三代表取締役による謝辞がありました。「この日を無事迎えることができた喜びと同時に、身の引き締まるような激励をいただきました。3200株を出荷する体制が整った今こそ、私たちの真価が問われます。今後は野菜品質の均一化、品目・品種の拡充、機能性の高い野菜作りの実現といった課題にも取り組んでいきたいと思っています」




高品質で高機能な野菜を、安心・安全に提供できるサイテックファーム。この技術があれば、野菜栽培に適さない地域や環境であっても、栄養価の高い野菜を提供することが可能になります。世界レベルでの課題となっている食糧問題に対しても、非常に有効な手段となることが期待されます。「夢菜だけでなく、この完全人工光型植物栽培システムを、広く世界に普及させていきたい」という萩谷代表取締役の言葉に、この日集まった関係者の期待も高まりました。サイテックファームで栽培された夢菜は、今後はOdakyu OXの他、レストランやコンビニエンスストアでの販売、利用が予定されています。