本学の学生が提案した「リードン」が警視庁交通部高齢者交通指導員のイメージキャラクターに採用されました

2015.09.25

警視庁では、道路横断中の高齢者の交通事故を防止するため、高齢者への交通安全指導や交通安全啓発活動を行う「高齢者交通指導員」を導入しています。その認知度を高め、活動の活性化をめざし、今回キャラクターを募集。およそ200のデザイン案から、玉川大学芸術学部メディア・アーツ(現メディア・デザイン)学科3年生の金田佳子さんの作品「リードン」が選ばれました。
9月15日(火)警視庁本部庁舎にて、リードンの発表会と警視庁交通部長から感謝状の贈呈がありました。

【設定】
キャラクター名:リードン
高齢者の交通事故を防止するため、「いつも安全確認(チェック)」をテーマに活動をしている。
名前は高齢者を指導する、リードするから「リードン」とした。
性格:面倒見がよくて優しい
趣味:光るもの集め
チャームポイント:しっぽのチェックマーク

警視庁本部庁舎でのプレゼンテーション
感謝状贈呈式の様子
リードンのお披露目式
(左から金田佳子/作者、リードン、ピーポくん、
小倉康之/指導教授)

デザインが採用された金田さんによると、リードンのデザインはリサーチから始めたそうです。

「高齢者交通指導員の中の『高齢者』『指導員』という二つの言葉からイメージを膨らませていきました。そこから出てきたキーワード「健康」「緑色」「勤勉である」「賢い」から連想されたのが、童話「ウサギとカメ」のカメです。カメの着実に前に進む姿こそが、高齢者交通指導員に合っているのではないかと考え、カメをモチーフにしました。さらにキャラクターを見ていただいた方になにかメッセージを残したいと思い、警視庁のwebサイトを調べ、キーワードとして『安全確認(チェック)』・『反射材を身に付けること』をキャラクターの中に盛り込みました。」とキャラクターへの思いを語ってくれました。ネーミングについては、「高齢者を指導する」→「指導する」→「lead」と連想して「リードン」と名付けたそうです。 さらに作品について、金田さんは「私は、高齢者をはじめ多くの方に、他人任せではなく自らで安全を守って欲しいと願っています。一人一人が交通安全への意識を持つにはどうするべきだろうと考えた結果、マスコットキャラクターに安全確認を意味するチェックマークを入れることを決めました。
今回は高齢者交通指導員の認知度を高める、活動の活性化などが目的でマスコットキャラクターを制作しました。そこで、大人から子供まで愛されるようなキャラクターにすることを心がけ、大きな目と二頭身で親しみやすい印象につくりました。
これから交通安全のイベント等でリードンを見かける機会が増えると思います。少しでも高齢者の方の事故が減るように頑張りますので、皆様の応援をよろしくお願いいたします。」と語ってくれました。

指導にあたった小倉教授にデザインのプロジェクトについて話を聞きました。「この交通安全デザインプロジェクトには芸術学部の学生約200人が参加しました。メディア・デザイン概論(1年次必修授業)とメディア・アーツ研究(3年次必修授業)の授業課題として180名が取り組み、さらに他学科・他学年の学生約20名が応募しました。そして、メディア・デザイン学科の伊藤菜美子助手と実技指導員の高橋志緒氏・山口(旧姓岩田)真美氏、私が指導と審査を行い、入選した21作品を候補として6月に学内で公開審査会を行い、6つの作品を優秀賞(最終候補)としました。アートボランティアサークル「START」のメンバーが審査会の運営を担当し、42名の学生が参加して活発な議論が行われました。今年で3年目となる警視庁と玉川大学による交通安全デザインプロジェクトは、そうした学生たちの自発的で意欲的な取り組みの成果によるものです。高齢者交通指導員のイメージキャラクターであるリードンには、芸術によって社会に貢献したいという学生たちの願いが込められています」。

今後、「リードン」は警視庁の交通安全のイベントや公式ポスター、交通安全啓発グッズなどに活用されます。

【学内審査会入選者一覧】 ※は優秀賞受賞者
秋山葉子 東美穂  岡崎美緒 岸村真帆 鈴木唯加 相馬樂 中島優希菜 藤井瑛玲奈 牧田里美 水野友貴 宮脇美歩 松永美波 伊藤ゆかり 吉野花 内藤由伎 山下遥 梶村夏実 金田佳子 島田真優 長嶋絢子 丸林咲里 本山百合恵 宍戸里夏 福留歩乃佳 山添碧子