米国コロンビア大学のJethwani博士が来日。玉川の学生に向けたワークショップが開催されました。

2016.07.25

世界で活躍したいと考える学生のための、刺激や気付きを与える場となっている国際教育センター主催のTAMAGO(Tamagawa Global Opportunities)講座。6月29日(水)には、アメリカ・コロンビア大学の社会福祉大学院で心理学の研究を行っているMonique M. Jethwani博士によるワークショップを開催しました。今回のプログラムは、国際教育センター副センター長で芸術学部で指導しているジョナサン・リー准教授とキャシー・コックス芸術学部非常勤講師がコロンビア大学出身で、学生時代にJethwani博士と友人だったことがきっかけとなりました。来日した博士に、「ぜひコロンビア大学で行っているような授業を、玉川の学生にも行ってほしい」とお願いしたところ、実現したのです。会場となった大学教育棟 2014の620教室には、さまざまな学部の学生が集まり、ほぼ満席となりました。

Jethwani博士のワークショップのテーマは、「International Perspectives on Adolescent Development」。直訳すると「思春期の発達における国際的な視点」となります。「Adolescent(思春期/青年期)とは何か」、「思春期におけるさまざまな問題」といったテーマでJethwani博士が語りかけながら講座は進行していきます。

もちろんすべて英語で行われ、学生たちはJethwani博士の言葉を聞き漏らすまいと真剣に耳を傾けます。
また、「思春期に起こった変化と挑戦」や「日本の十代にとって何が大切なのか」といったテーマで、近くの席の学生同士がディスカッションを行う時間が何度もありました。その結果を英語で発表します。一つひとつのテーマについてわかりやすく質問し、学生たちに考えさせ、発表した学生には大きくうなずきながら、「Good!」「Thank you!」と応える姿がとても印象的でした。

今回のワークショップに参加した学生からは、さまざまな感想が聞かれました。「日本語で教わったとしても難しい内容でした。私は英語が得意ではないので、発言する内容をまとめるのにも苦労しました。話してくださったことの多くが印象的でしたが、中でもアメリカで罪を犯した場合、未成年であっても成人と同様に裁かれ、刑務所に収監されるという話が印象的でした。私は教育実習から帰ってきたばかりなのですが、小学生は命の大切さについて深い理解ができていないこともあります。そうした教育も非常に大切なのだと感じました(教育学部4年・女子)」。「英語の講義を聞いてディスカッションを行うのは簡単ではありませんでした。ただ、テーマである“Adolescent Development(思春期/青年期の発達)”は自分たちも通ってきた道なので、共感できる部分がたくさんありました(教育学部3年・女子)」。「英語はあまり得意ではないので英語で皆と話し合うのは難しかったのですが、機会があったらぜひまた参加して、挑戦してみたいです(教育学部3年・男子)」。

心理学を通して教育の現場で活動する先生たちを支援したい、そのためには子供たちを学校に合わせるのではなく、学校教育を子供たちのニーズに合わせていけるように、子供の発達段階に焦点を当てた研究を行っているというJethwani博士。「今回のワークショップでは、青年期や思春期というのは心や体に大きな変化をもたらす時期だということを、まず理解してもらいたいと思いました。教育学を専攻する学生も多いと聞いていたので、その年齢の子供たちの変化を意識して、信頼関係を築きながら導いていくことの大切さを伝えたかった」と語ってくれました。「学生たちもまだAdolescentの真っ只中。失敗することもあるだろうけれど、自分も変われるんだということを感じてもらえれば」と語るのは、今回のワークショップをリー副センター長と企画した大谷国際センター副センター長です。トップクラスの大学で行われている講義を体験した学生たち。普段の授業とはひと味違う、モチベーションを高めるいい機会になりました。

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