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身に付けた積極性を活かし、次のゴールへ。Tamagawa Global Leadership Fellows授与式が行われました。

2024.02.09

1月11日(木)、ELF Study Hall 2015校舎TAMAGOラウンジで玉川大学の「Tamagawa Global Leadership Fellows」の授与式が行われました。
玉川学園・玉川大学では在学生の教育活動を支援すべく、寄せられた基金をもとに、同額の支援金を玉川学園からも拠出することで「玉川スチューデントサポート基金」を設置しています。その一部を活用し、世界で活躍できる人材を育成するために設立されたのが、「Tamagawa Global Leadership Fellows」です。これは競争性の高い外部のプログラムに選ばれたり、国際的な活動に参加するといった国内外での成果を上げ、玉川大学の国際教育に大きく貢献した学生を対象とした表彰制度です。
書類選考や、学生によるプレゼンテーションなどが行われ、この賞にふさわしいとされる受賞者が決定します。2023年度は4名の学生への授与が決まり、関係者を集めての授与式が執り行われました。また同時に「Tamagawa Global Education PR奨励賞」と「玉川大学国際教育・交流支援TAMAGO優秀賞」の表彰式も行われました。

本年度のTamagawa Global Leadership Fellows受賞者は佐藤千夏さん(リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科4年)、根本朝日さん(工学部エンジニアリングデザイン学科4年)、青木大空さん(リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科4年)、竹本芽生さん(芸術学部メディア・デザイン学科4年)の4名です。一人ずつ名前を呼ばれると中央に進み出て、国際教育センター長である中村哲観光学部教授から表彰状を渡されます。学生たちは両手で受け取り、参加者に向けて一礼。あたたかな拍手が送られました。

同様に「Tamagawa Global Education PR奨励賞」6名と「玉川大学国際教育・交流支援TAMAGO優秀賞」6名にも表彰状が授与されました。「Tamagawa Global Education PR奨励賞」は留学成果報告のプレゼンテーションを行ったり告知ポスター制作をするなど、本学の国際教育のPRに貢献した学生に対して、また「玉川大学国際教育・交流支援TAMAGO優秀賞」は、国際教育および国際教育プログラム・イベントなどにおいて活躍した学生に対して贈られる賞です。これら三つの賞の受賞者には玉川大学のほぼ全ての学部の学生がおり、この活動の広がりを感じさせられました。

Tamagawa Global Education PR奨励賞
玉川大学国際教育・交流支援TAMAGO優秀賞

表彰状の授与の後、中村国際教育センター長からの講評がありました。
「Tamagawa Global Leadership Fellowsは、世界で活躍する人材の育成を目指しています。では世界で活躍できる人とは、どんな人を指すのでしょうか。語学を身に付けていることはもちろん重要です。今回審査に参加して感じたのは、受賞された皆さんがとても積極的であるということでした。『誰かに言われて動くのではなく、常に自ら動いている』ことが、世界で活躍する上で重要なのだと思います。そしてもう一つ皆さんに伝えたいのは、これがゴールではないということです。今回の受賞につながった活動を、4年生の皆さんは社会で、そして3年生は学内で続けてください。皆さんが玉川大学における国際的な活動のロールモデルとなり、それが他の学生にも波及していくことを期待しています」。

今回受賞した学生には、記念品としてオリジナルのトートバッグが贈られました。このバッグは芸術学部の卒業生が、在学中にデザインしたTAMAGOのロゴを、工学部のプリンタで印刷するという、玉川大学が提唱するESTEAM教育の一つである芸術(Arts)と工学(Engineering)の融合から生まれました。「ぜひこのトートバッグを活用していただいて、TAMAGOイベントの認知や新たな参加者の募集につなげてほしい」と司会を務めた髙城宏行副センター長(文学部准教授)。 玉川大学では授業以外にも多くの学びの機会が設けられていますが、TAMAGOイベントも学生の語学力アップや国際交流につながる貴重な機会です。興味のある人はぜひ国際教育センターホームページよりTAMAGOへ登録し、世界への扉を開けてください。

Tamagawa Global Leadership Fellows受賞者コメント

佐藤千夏さん(リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科4年)

1年次から学内外でさまざまな活動に取り組んできました。学内では玉川大学TAPセンターでの国際交流に関わるプログラムへの参加など、また学外ではUNESCOユースセミナーでの企画運営や児童貧困問題解決に取り組むNPOでのボランティア活動など。そうした中で大学4年次にはブラジルでシュタイナー教育に取り組むボランティア団体の活動に参加し、障害者施設や学童保育の現場を担当しました。その中で行われた日本祭りでは、日本から来た学生をまとめる役も務めました。この他にも4年間を通して多くの活動に参加してきましたが、興味のあることにはとりあえず参加してみると、一つひとつの経験という「点」が徐々につながり、今の自分を形成しているのだと実感しました。後輩たちやこれから玉川大学で学ぼうと思っている人たちには、この大学にはいろいろなチャンスがあるから、ぜひそれらを活用してもらいたいと思います。私もこれまでの経験を活かして、卒業後は何らかの形で国際協力を行っていきたいと思います。

根本朝日さん(工学部エンジニアリングデザイン学科4年)

工学部でものづくりについて学んでいますが、バリアフリーの先進国であるアメリカで見聞を広めたいと思い、ドレクセル大学での語学留学に参加しました。留学前には英語力を高めるため、TOEIC受験を目指して勉強したり、オンラインでのTAMAGOイベントにも参加。ネットを介してドレクセル大生と交流を深めたことで、留学初日からキャンパスを案内してもらうなど、充実した留学生活を送ることができました。留学中は受講するだけでなく日本に関する授業などのサポートも担当。また帰国後は玉川大学にやって来るドレクセル大生のお世話も行いました。卒業後は外資系企業でエンジニアとして働く予定で、海外のデザイナーと意見を出し合いながらものづくりを行っていきたいと思っています。英語が得意でなかった私でもこうしたキャリアを築くことができたのは、TAMAGOイベントなどで英語や海外と触れる機会があったから。少しでも海外に興味がある人には、是非ともお勧めしたいです。

青木大空さん(リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科4年)

中高時代も海外へ行った経験はありました。けれどもリベラルアーツ学部での学びで知った、日本文化の海外での立ち位置などをより理解するために、ペンシルベニア大学への半年間の留学を決意。現地では審査を通過した学生のみがなることのできるStudent Ambassadorにも選ばれました。一方、学生生活では留学生同士が母国の料理を持ち寄るイベントも企画。アジアや中東の料理や、そこにまつわる各国の文化などを知ることができました。また日本でもフードバンクのNPOで活動をしていましたが、現地でも食料支援団体などで生活困窮者への食料支援のボランティアに参加。留学中という環境でも自ら挑戦する積極性を身に付けられたと思います。帰国後は「地球サイズの人間関係構築力と相手に寄り添う力」という自身の強みを活かせる企業を目指し、就職活動を行いました。最終的に旅行会社を選びましたが、増加するインバウンドのお客様に対して、本物の日本体験を提供していきたいですね。

竹本芽生さん(芸術学部メディア・デザイン学科4年)

CG技術の進んでいるアメリカで映像技術を学びたいと思い、ドレクセル大学で交換留学生として学びました。芸術学部からの同学への交換留学生は初めてと聞きました。留学前にはTOEFLに向けた勉強に取り組んだり、レポートやプレゼンテーションを英語で行う授業を履修するなど準備。現地ではVFXやVR・ARなどについて学ぶと同時に、日本文化を学ぶ授業では通訳を担当し、成績優秀者に与えられる、Dean’s listに掲載されるだけの成績を収めました。異文化という環境下でも他者に意見を主張することの重要性を認識できたことも、今回の留学の成果です。帰国後もドレクセル大学の日本語講師が玉川大学を訪れた際には学内を案内するなど、二校間の交流に貢献できたと思います。今回、芸術学部初のドレクセル大学への交換留学生に挑戦したように、今後も新しいことへの挑戦を続けていくつもりです。
(表彰式は都合により欠席)

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