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2023年度TAMAGOイベント:海外提携校とのCOIL

2024.03.05

玉川大学のTAMAGO(Tamagawa Global Opportunitiesの略)とは、学内外で実施する国際教育/交流に関する有意義なイベントやプログラム情報などを学生に提供し、学生達が貴重なチャンスを掴めるようにしています。今回は、海外提携校とのCOIL(Collaborative Online International Learning)として実施しているTAMAGOイベントをご紹介します。以下、アメリカのペンシルバニア州にあるドレクセル大学、ウィルクス大学、ビラノバ大学の3校とのCOILについて報告します。なお、TAMAGOは、学生が自分のニーズに合わせて選択できるように、①入門②キャリア③アカデミック④交流の4つを組み合わせています。

1.ドレクセル大学とのCOIL

春学期2回、秋学期2回実施しました。Global Caféは、Global Classroomに向けたアイスブレイキングを兼ねた国際交流の導入篇です。そこで、①入門④交流を中心としたイベントと位置づけられます。Global Classroomは、Global Caféに参加した学生が多く参加するので、テーマについてディスカッションするアカデミックな内容になります。テーマについて、事前リサーチをしたことを発表しあいながら、テーマについての理解と日米相互理解を深めます。したがって、③アカデミック④交流とを中心としたイベントとなります。

2023年5月10日(水)9:00-10:00
Global Café 「私というブランド」

春学期のGlobal Caféは「私というブランド」というお題で、自分を商品に例えて、自分をよく表す商品をデザインします。そして、その商品の宣伝部長になったつもりで、自分の強みや魅力を商品の特徴として面白おかしくPRします。通常の自己紹介は、えてして所属や趣味などの話で終わりがちですが、自分をブランドとしてPRすることで、自分について具体的に伝え合うことができました。

2023年5月18日(木)9:00-10:00
Global Classroom 「就活と企業」

春学期のGlobal Classroomは「就活と企業」をテーマにしました。アメリカでもよく知られている日本企業として、公文、娯楽施設のRound One、くら寿司、ユニクロ、トヨタや日産などの自動車企業がドレクセル大学の学生達からあがり、グローバルに成功している企業の特徴や工夫についてディスカッションしました。

2023年11月8日(水)9:00-10:00
Global Café「私の地域の祭/伝統行事」

秋学期のGlobal Caféは「私の地域の祭/伝統行事」をお題に、自分の出身地あるいは地元の祭や伝統行事について紹介し合いながら、お互いのバックグラウンドについて紹介しました。多様な人々が学ぶアメリカを感じたのは、アフリカからドレクセル大学に留学している学生が、母語の他に英語と中国語を話し、日本語は第4言語として勉強しているということです。中国にルーツを持つ玉川の学生と中国語ではどのように表現するのか説明する場面も見られました。

2023年11月16日(木)9:00-10:00
Global Classroom「私の町のバーチャルツアー」

秋学期のGlobal Classroomは「私の町のバーチャルツアー」がテーマです。道案内の表現を学習したドレクセルの学生達は習った表現を使って、ドレクセル大学のキャンパス周辺やフィラデルフィアのお気に入りのお店やカフェを日本語で紹介します。玉川の学生は、英語でお気に入りのお店やカフェなどを最寄駅から英語で案内しました。

TOPIC ドレクセルの学生が夏休みに玉川訪問!

2023年7月6日(木)15:00-16:00 「ドレクセル大学の学生が発見した日本」

Global CaféやGlobal Classroomを経験してから留学した学生達は、Global CaféやGlobal Classroomで知り合ったドレクセル大学の学生達に親切にしてもらい、より充実した留学生活を送ることができたそうです。また、ドレクセル大学の学生も、そうして出会った玉川の学生を訪ねて、夏休みに来日し、玉川大学を訪ねてくれました。そんな嬉しい来園に、番外編のTAMAGOイベントを企画し、対面で来日して発見した日本について発表してもらいました。やはり対面で話せると親近感をより感じられ、対面イベントの良さを再認識しました。

2.ウィルクス大学授業&ワイオミングエリア・スクールとのCOIL

ウィルクス大学とワイオミングエリア・スクールとのCOIL (Collaborative Online International Learning)は、教職コースの学生対象にTAMAGOイベントとして開催しました。日本では4月が新しい年度となりますが、アメリカは9月なので、4月のCOILはワイオミングエリアスクール5年生の学期末3回目の交流として実施しました。そして、秋学期は、Dr. Kimberly Niezgodaによる導入授業の後、ワイオミングエリア小学校の新5年生に対する授業実践に向けた授業や授業実践をCOILで実施しました。冬はフィラデルフィアと日本の時差が14時間になるため、かなり遅い時間となりましたが、玉川の学生達は元気いっぱいにワイオミングエリアの子ども達に授業しました。子ども達と良い関係を築くことは教師にとって大切な部分になるので、①入門③アカデミック④交流の組み合わせのCOILになります。

2023年4月21日(金)22:30-23:30
ウィルクス大学授業+現地小学校参観

昨年度に交流したワイオミングエリアスクールの子ども達との3回目のCOILをしました。玉川の学生達が前回の授業実践を振り返り、よりワイオミングエリア小学校の5年生達が楽しく学べるように工夫した授業を実施しました。地域のマスター・ティーチャーであるMs. Kara Anthony(カーラ先生)からもお褒めの言葉をいただき、学生達も自信をつけることができました。なお、このような実践は2020年から継続しており、2021年の産経新聞でも取り上げられました。

2023年10月19日(木) 9:00-10:40
ウィルクス大学の先生方による授業

「アメリカの大学生活とペンシルバニア州の教育について」
Dr. Niezgodaが来園し、対面授業をしました。ICTも大変得意なDr. Niezgodaは、日本の教員が多忙であることが課題であることに触れ、AIを使用することで軽減することについて例示してくださいました。課題は直前に行った教育実習で小学校2年生の「大きな数」で苦戦した学生が、良い指導案はどのようなものか聞くと、英語でキーワードを入れ、ChatGPTであっという間に指導案が出来上がっていくのを見せてくださいました。質問した学生は指導案作りに時間がかかったのに、英語のプロンプトで日本語の算数の指導案ができたことについて新しい視点や学びができたようです。

2023年11月3日(金) 21:30-22:30
ウィルクス大学授業+現地小学校参観

11月3日は日本の「文化の日」です。カーラ先生は授業のPPTの最初のページにToday is National Japanese Culture Day!(今日は日本の文化の日)と書いてくださり。日本人学生との交流の意義を深めるための配慮をしてくださっていました。この日のテーマはギリシャ神話の神々を使ってギリシャ語にルーツがある接頭辞、接尾辞を学び、それらを用いたクリエイティブライティングをするという流れになっていました。小中高の英語の教員になろうとしている学生には英語と指導法の点で大変興味深い指導内容でした。

2023年12月1日(金)22:30-23:30
ウィルクス大学授業+現地小学校での授業実践1

12月1日は学生がアメリカ人の5年生に指導をしました。第1部はあらかじめ聞いておいた児童からの質問に対する回答。「どんなゲームが日本にあるの?」とか「簡単な日本語を教えて」などに、「〇〇さん、この質問を聞いてくれてありがとう」という言葉を入れることで、子どもたちは自分を大事にしてもらっていると感じ喜んでくれました。第2部は正月も近かったので、「The Story of the Chinese Zodiac(干支の物語)」を紙芝居に仕立て、役割分担して音読劇にして発表しました。最後にみんなは何年かな?というと食い入るように画面を見て探し、自分の干支をチャットに打ち込んでくれました。事後のフィードバックでは、“I think I learned about the different kinds of Chinese animals and the stores you guys have in Japan.”などの感想がよせられました。

2024年1月26日(金) 21:30-22:30
ウィルクス大学授業+現地小学校での授業実践2

1月26日は2月3日の節分にちなんで「泣いた赤鬼」の読み聞かせをした後に、Our Imaginary Trip to Japan(夢の日本旅行)と題して、学生たちは子どもたちと北海道は温泉にも入れるエスコンフィールド(野球場)から、南は九州の太宰府天満宮まで旅行しました。旅行後は飛行機でペンシルバニアに飛行機で帰国。子供たちの喜ぶ様子に学生たちは貴重な学びの時間を楽しんでいました。

3.ビラノバ大学とのCOIL

2023年10月27日(木) 9:00-10:00
Global Café「自慢したい文化」

日本語初級者の多いビラノバ大学とはGlobal Caféを実施しました(①入門④交流)。「自慢したい文化」をお題に、お互いの文化について話し合いました。先ずグループに分かれてそれぞれの文化について紹介し合い、その後に互いの文化の共有点や違いについてディスカッションし、最後に全体で共有をしました。本学の学生は主に英語を使い、ビラノバの学生は可能な限り日本語を使い、楽しく異文化交流を行いました。

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