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2027年に利用開始予定の複合スポーツ施設「Sports Center SANITAS」。工事の安全を願い、地鎮祭が執り行われました。

2024.03.05

かつて大学8号館があった場所に建設予定の総合スポーツ施設「Sports Center SANITAS」。全人教育が目指す六つの価値の創造の一つである「健」の教育の実践のため、キャンパス各地に点在していた屋内プール等の体育施設を統合した建物となります。2021年12月から行われていた大学8号館の解体工事も無事終了し、いよいよ新施設の建設がスタートします。そこで2月9日(金)に工事・建設の無事を祈願し、地鎮祭が執り行われました。

冬らしい澄み切った青空の下、広い建設予定地の中央に建てられたテントに続々と集まり、設計・工事担当者、玉川大学・玉川学園の関係者が参列し、地鎮祭がスタートしました。

卒業生である鶴間熊野神社・池田宮司の司祭により地鎮祭が執り行われた後、小原芳明理事長による挨拶がありました。

「思い起こせばこの場所は、私が中学生だった頃に儒学などを学ぶ教室がありました。しかしそれ以外には何もない、山林のような場所でした。そこに今から約60年前、工学部の校舎が建てられたわけです。工事の途中で足場が丸太から鉄パイプへと変わったことを覚えていますが、それは安全を第一にした工事への変化であり、この場所から玉川学園における現代的な建設工事がスタートしたのだと思います。ぜひ、今回のこの建物でも、安全な工事をお願いします」。

こうしてこの日の地鎮祭は、無事終了しました。
「Sports Center SANITAS」は、最上階に入学式などの式典にも利用できるアリーナ(大体育館)と屋内温水プールを設置。またウェルネスデザインラボ(トレーニングルーム)、オレロップ専用室、講義室なども完備しています。施設の中央にはコミュニケーションコリドーと呼ばれる全室に通じる通路を設け、さまざまな学生の活動が垣間見える交流空間の役割を果たすことになります。K-16の多様な年代の利用が考えられますが、お互いを刺激し合えるような教育の場となる工夫が施されています。
また外観上の大きな特徴である屋根は、吊り構造という架構形式を採用。デザイン性だけでなく、その形状から空気の流れを絞ることで自然換気を促す(ベンチュリー効果)など、環境面での効果も期待されています。屋根部分は太陽光発電設備を設置し、それ以外にもさまざまなアイデアを盛り込むことで実質的なCO2排出量の50パーセント削減を目指しており、環境省が定めるZEB(Net Zero Energy Building)オリエンテッドの公式認証を取得する予定です。

「Sports Center SANITAS」は、2027年の利用開始を目指しています。松陰橋の先に建つレンガ色のこの新施設は、スポーツの可能性を大きく広げると同時に、玉川学園の「健」の教育の、新たな象徴となることでしょう。

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