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大きな夢を持つ人生の開拓者に。小学校課程を終えた6年生の「修了生の集い」が開催されました。

2024.03.29

幼稚園から高等学校までを一貫教育と捉え、特に小学校から高等学校までの12年間を独自の枠組みで分け、教育活動を展開している玉川学園。小学6年生はSecondary Program Divisionの1年目にあたり、1年生から学んできた経塚校舎を離れ、既に東山校舎で新たな学校生活を送っています。国の定めた小学校課程を修了した区切りであるこの時期に、「修了生の集い」を開催しています。本年度は3月15日(金)に、University Concert Hall 2016内の大ホール、Marbleにて行われました。

生徒のピアノ伴奏・指揮による「いざもろともに」で、修了生の集いは始まりました。
最初に登壇したのは、Secondary Program Divisionの中西郭弘担当部長です。
「本日ここに、小学校の課程を修了できますことを、とても嬉しく思います」と、中西先生はお祝いの言葉を伝えた後、カトリック教会の宣教師として日本各地の教会で司祭を務めたルイス・カンガス牧師による詩『親の祈り』を引用しました。この詩は子どものことを思う親の気持ちを書いたものですが、中西先生は「ご家族の皆さんは、いつもこんな気持ちで君たちと接し、一緒に成長したいと思っていました。きっと、これからもそうです」と、修了生に語りかけました。そして、「この4月から、皆さんは中学生です。学習がもっと学問的になり、クラブも本格的になります。大きな夢を持ち人生の開拓者になれるよう、いろいろなことに挑戦してほしいと思います」とエールを送りました。

そして修了証書の授与が行われました。壇上で名前を呼ばれるとしっかりと返事をして証書を受け取り、中西先生・ユーリカー先生と握手をする修了生たち。そのたびに、観客席からは拍手が送られました。

修了証授与に続き登壇したのは、IB Programs Divisionのウィリアム・ユーリカー教育部長でした。
「昨年の春、初めて皆さんと会った際に、その英語レベルや積極性、礼儀正しさなどに感銘を受けました。皆さんは玉川学園の生徒の、素晴らしい模範です。6年生となり、新しい校舎で初めての先生による授業を受けた1年間でした。来年度は、さらに上のレベルに挑戦することを期待しています。新しい仲間と友だちになり、興味のある自由研究に取り組んでください。先週の12年生の卒業式で登壇した生徒が、『1年生からやり直したい』と語っていましたが、それは与えられた多くの機会に取り組み、多くのものを得たからこその言葉です。皆さんもこの言葉を覚えておき、将来をより良い方へと変えていってほしいと思います」という英語によるスピーチを、修了生たちも真剣に聞いていました。

その後、代表者によるあいさつがありました。
4年生で初めてプレゼンテーションに臨んだ際に上手に話すことができなかったエピソードを紹介し、「積み上げてきたレンガが、全て崩れ落ちたような気持ちになった」と語った田巻理道くん。しかし、翌年のプレゼンテーションでは友人のアドバイスで上手に話せたことから、「仲間の励ましの言葉はレンガの間を接着してくれる目地砂のようなもので、大きな支えになります。そしてこのことに気付けたのは4年生の時に失敗をしたからです。中学校でも失敗から新たなレンガを置けるように、そして仲間が失敗した際には声をかけ、他者にとっての目地砂のような存在に、僕はなりたいです」と、仲間の存在の大切さについて触れました。

また山田理央さんは縄跳び大会に出場するため練習を重ねた経験から「努力することの大切さを学び、どんなことにも真面目に取り組んできました」と語りました。そして6年生となり、デンマーク体操部に入部した山田さん。「たくさんの技があり、先輩とのレベルの差に戸惑いました。でも毎日早朝練習に参加したことで、できることが増えていったのです。一生懸命に物事に向きあったことで、充実した学校生活を送ることができました。中学生になったら、乗り越えなければならないことも多くなると思います。でも、努力をすること、一生懸命真面目に取り組むことを大切にし、充実した学校生活を送りたいと思います」と、決意を新たにしました。

最後に校歌を斉唱し、修了生の集いは終了しました。小学校課程の6年間という期間は中学校や高等学校よりも長く、また大きく成長し変化する年代でもあります。この日手にした修了証は6年間頑張ってきたことの証であり、それは保護者の皆さんにとっても非常に感慨深いものではないでしょうか。春からは7年生として、自分なりの夢を描いていくことになります。また中学部から玉川学園へ入学してくる新入生の模範となることも求められます。一方、この日を最後に玉川の丘を去り、別の中学校へと進む修了生もいます。それぞれが新しい場所で、人生の開拓者となることを願っています。

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