9年生公民科 教育博物館講師による特別授業を体験

2012.05.18

9年生(中学3年生)の公民科では、「教科書に見る植民地政策」について学ぶため、5月14日(月)~18日(金)の期間、本学、教育博物館の白柳弘幸氏を講師に招き、特別授業を行いました。

全7クラス244人は、各クラス1時間『台湾の高齢者の方々はなぜ日本語が話せるのか』というテーマに真剣に耳を傾けました。白柳講師は、日本の教育を受けた台湾人の方のインタビューテープを流し、植民地統治下で使用されていた教科書の実物に触れさせ、分かりやすく解説しました。生徒たちは手袋をはめ、教科書を開きすぎてページが取れることのないよう、一枚一枚丁寧にページをめくっていました。終了後、生徒からは、「自分自身を深く考えることができた」「約70年以上前の教科書に触れる貴重な体験ができた」「この教科書を使っていた子供たちの気持ちを考えることができた」など、植民地統治下と現代の教育の違いを意識した感想が多数あがりました。

今回の特別講義で講師をつとめた白柳講師は、「ホンモノに触れることで、植民地という言葉の重みを深く感じ取ってほしかった」と語っていました。このような実物に触れる体験は、なかなかできるものではありませんが、ひとつの事象が地域に与える影響力、さらには社会問題への発展につながり得ることを改めて認識させてくれました。