農学部学生が箱根演習林において汗を流したボランティア活動!

2013.04.09

3月11日(月)~14日(木)、農学部の教員4名と学生約20名が、学外施設の箱根演習林において遊歩道整備のボランティア活動を行いました。2011年は2月と11月、2012年は2月と8月に行い、今回は5回目の実施となります。

このボランティアが始まった経緯は、1991年(平成3年)8月の台風による土砂災害発生により、ライフラインが切断され、箱根演習林における一切の教育活動が停止されたことにあります。その後、神奈川県による砂防ダムの増設工事が行われ、生物環境システム学科1年生の実習が初夏と秋の年2回行われているほか、水害の影響を受けた地域の変化(植物遷移)の調査、野生動物の調査などが農学部の学生によって行われてきました。しかし、長年の放置状態により、演習林内の遊歩道の荒廃が進んだため、安全性の確保を目的に遊歩道の整備を行うことになりました。

今回参加した学生は、主に生物資源学科と生物環境システム学科の3・4年生です。昔から「箱根の山は天下の剣」といわれるほど大変な急傾斜地の連続ですが、学生達は、急斜面に杭を打ち込んで階段を作り、危険な場所に手すりを設置し、安全に移動できるよう整備作業を行いました。何も持たずにただ登るだけでもつらい山道を、学生達は重い農具や資材を人力のみで何度も運びます。どの学生も手際よく作業を行い、遊歩道は見違えるような出来栄え。これまで行われてきたボランティア活動により、遊歩道の入口には道標(案内板)が設置され、遊歩道は安全性が確保されつつあります。

参加した学生は、「整備されていない山道を何度も往復することは、体力的に大変でした。機械に頼らず、全て人の手で階段や手すりを作ることの大変さを知り、普段何気なく歩いている道や階段のありがたみを実感することができました。また、ボランティアを通して仲間の大切さも実感できました。体力勝負の大変な活動であること以上に学ぶことが多かったです。私たちが作った遊歩道に玉川学園の多くの学生・生徒・児童達が訪れることを楽しみにしています。」と語ってくれました。

本学から近距離にある箱根演習林内において、将来、玉川学園の多くの学生・生徒・児童そして教職員が活動する日が来ることを待ち望みながら、学生達は、今後もボランティア活動に励みます。

1.急峻な道
2.資材運搬(尾根から現場へ)
3.資材運搬
4.資材の加工
5.資材の設置
6.杭の打ち込み
7.土留めの丸太を設置
8.遊歩道完成
9.完成した遊歩道