【教育レポート】通信教育部が新入生向け学習ガイダンスを開催しました

2014.05.02

玉川学園のキャンパスで、4月19日新たな通信教育部生が「学習ガイダンス」に参加しました。通信教育と聞いて、皆さんはどんな学習を想像するでしょうか。自宅で机に向かい、送られてきたテキストで黙々と勉強するといったイメージかもしれません。もちろん、通信教育のベースとなる学びは、そういった「独学」です。ただ、玉川大学の通信教育部ではこれまでの経験を生かし、教員や学生同士のコミュニケーションを図ることで、前向きに各自が明確な目標に向けて学ぶことのできる支援体制が組まれています。入学直後に行われる「学習ガイダンス」もそのひとつです。これは学内で年6回、学外でも全国4会場で実施され、通信教育部生の学習方法やレポートの提出方法、スクーリングなどについて、教職員が説明を行うというものとなっています。

ガイダンスは、まず通信教育部の専任教員である山口意友教授による説明から始まりました。自宅学習やスクーリングといった学習方法について、そのスクーリングを受ける際の準備の重要性、シラバスの活用法、またレポートの書き方など、細かな部分まで説明が行われました。レポートに関しては「最初から完璧を求めなくてもよい」といった説明も。「そもそも、分からないからこそ学んでいるのだし、もしレポートが間違ったとしても教員とキャッチボールをするように提出し直すことで、理解が深まる」そうです。そうした学習方法の説明を通して山口先生が特に強調していたのは、「計画を立てて勉強することの重要性」です。やはり自分で机に向かってテキストを読み進め、課題に取り組んでいく通信教育は、最初に締切を定めることが大切とのことでした。山口先生の説明を受け、学生からも「指定された参考文献にも目を通すべきか」「幼稚園教諭の免許取得をめざしているが、アルバイトでの経験を課題レポートにまとめてもよいか」といった具体的な質問が。これから始まる学生生活に非常に前向きな様子がうかがえました。

山口先生の次に説明を行ったのは、通信教育部の事務スタッフです。通信教育ではレポートの提出だけでなく履修登録といった事務手続もインターネットや郵便を介して行います。そうした手続における諸注意に関しての説明が行われました。また、通学生であればレポート提出も教室で先生に渡せば済みますが、通信教育部では細かな手続が必要になります。たとえばレポートには所定のバーコードを貼付する必要があり、これを忘れるとどんなに優れたレポートでも合格にはなりません。もちろん、指定された期日を守ることも重要です。また、「レポートが再提出になってしまったが、より詳細な指導を受けたい」といった場合は、質問をすることもできます。教育学部の通信教育課程に所属する学生らしく、「質問をする際にも、もし自分が教員として質問をされた場合を想定して聞くといいですね」といったアドバイスが事務スタッフからありました。そして、「玉川通信(通信教育補助教材)」に関する説明も行われました。「玉川通信」は大学と通信教育学部生を結ぶ、月刊の冊子です。通信教育に関するさまざまな情報が掲載されているので目を通すようにといった話もありました。事務局からの説明は、「不安もあるかと思いますが、まずはできるところから始めてほしい。疑問があれば事務局だけでなく学生会にも相談するといいでしょう」といった言葉で締められました。

事務局からの説明にあった「学生会」とは、どんな団体なのでしょうか。実はこのガイダンスの後に、会場を移して、その学生会によるガイダンスも行われました。学生会とは、通信教育部で学ぶ学生によって組織された団体です。玉川大学通信教育部に在籍する全員が会員であり、学生が自主的に運営・活動しています。クラブ活動もあり、また夏期スクーリングの期間を利用して「通大祭」と呼ばれる学園祭も開催。この他にもクリスマスパーティや講師を招聘しての学習会(模擬授業)など、さまざまな活動を行っています。通信教育で学ぶ際のやりがいも難しさも、もっとも理解している先輩たちといえるでしょう。このガイダンスでは、在学生が新入生からの質問に個別に答えていました。実際に提出したレポートなども用意されており、新入生たちは興味津々。「レポートは説明のあった日数よりも早く返ってくる」といった実感値での感想や、レポートを作成する際のコツ、働きながら学ぶ際の注意点など、新入生もリアルな情報を知ることができました。

通信教育は独学ですが、仲間と接する機会の多い点が、玉川大学通信教育部の大きな特徴です。仲間の存在が学ぶ意欲を高め、通信教育での学びを継続させる大きな原動力になっているのでしょう。教職員はもちろん、先輩などさまざまな人に見守られて学ぶ大学生活の始まりを予感させたこの日の学習ガイダンス。新入生たちも、この日から本当の意味で通信教育部の一員となったに違いありません。