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玉川学園創立85周年「音楽祭」

2014.08.01


2014年7月4日、東京国際フォーラムで玉川学園創立85周年を祝う「玉川学園音楽祭」が開催され、小学生・中学生・高校生が一堂に会し、それぞれの年代に合った玉川学園で歌われている歌や、名曲、難曲に挑みました。音楽祭の様子をご紹介します。

当日は小雨の降るあいにくの天気でしたが、児童・生徒の保護者の方や本学園卒業生、歴代の教員、海外提携校の関係者の方々が集い、5000人を収容する大ホールは開幕前から熱気に包まれていました。
周年行事として行われているこの音楽祭は、小学部から大学まで一堂に会した創立60周年記念を日本武道館で、以降70、75、80周年記念を小・中・高合同で節目ごとに開催。東京国際フォーラムの大ホールでも1年生から12年生までの児童・生徒や関係者を一度に収容することは困難なため、プログラムはⅠ部、Ⅱ部に分けて行っています。午前中に行われたⅠ部では1・2年生から5,8,10,12年生が参加し、下の学年から順に発表しました。

Ⅰ部は12年生の総合司会で開会が宣言され、玉川学園ウィンドオーケストラが「ローマの松」より「アッピア街道の松」を披露しました。4年生から12年生の総勢130名で構成される吹奏楽団は、国内外のコンクールで優秀な成績を収めています。その実力を存分に発揮し、繊細で立体的な演奏に大きな拍手が寄せられました。12年生の司会に4年生が加わり、玉川学園85年の歴史を映像とともに振り返り、全校合唱2曲へと続きました。四部合唱の「いざもろともに」、低学年の朝会の歌として歌われる二部合唱の「丘にのぼれば」で、どちらも学園生活に溶け込んでいる歌。会場が美しい歌声であふれました。
さて、元気よく登場したのが1・2年生です。「夜空を見あげて」「赤いやねの家」「ぼくのハーモニー」の3曲を楽しそうに力いっぱい歌いあげました。次に登場した5年生は、「ずいずいずっころばし」「君をのせて」。同声二部の張りのある明るい歌声に、日々歌に取り組む児童の成長が感じられ、耳に心地よく届きました。続いて8年生は、ヴェルディ作曲の歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」を原語で披露。スケール大きな歌声を響かせ、合唱の醍醐味が伝わってきます。
次に登場する玉川学園ハンドベルクワイアの前に、過去の音楽祭を映像とともに紹介しました。玉川学園ハンドベルクワイアは、5年生から12年生の総勢26名がハンドベルでパッサカリアの「ハ短調BWV582」を演奏。5オクターブ8セットのハンドベルとトーンチャイム3セットを有するのは日本でもめずらしく、豊かな音色を繰り出していました。1人で担当するベルは複数個におよび、となり合うメンバーとベルを持ち替えたり、集中力と協働の精神が必要な複雑な演奏に会場から驚きの声が漏れていました。
続いて、10年生がヴィヴァルディ作曲の「グロリア・ミサ曲 ニ長調RV589」より「グロリア」「聖霊とともに」を披露。変声期を終えた男性パートは低音を力強く響かせ、みごとに調和した合唱でした。いよいよⅠ部の最後を飾るのは、12年生のモーツァルト作曲の「レクイエム ニ短調K.626」より「怒りの日」「涙の日」「永遠の光を」で、玉川学園オーケストラとともに披露しました。玉川学園での集大成として歴代の12年生が挑んできた難曲は、合唱・独唱・四重唱等が多彩に盛り込まれています。音楽の授業を遥かに越えた完成度の高い合唱に、会場から一層大きな拍手と歓声が送られました。
フィナーレは会場全体で校歌斉唱です。教職員も卒業生も、それぞれのパートを歌いあげて、Ⅰ部の幕が閉じられました。

Ⅰ部の司会を務める12年生
玉川学園ウィンドオーケストラ
(4~12年生)
玉川学園の歴史を振り返る
1・2年生
5年生
8年生
過去の音楽祭を紹介
玉川学園ハンドベルクワイア
10年生
12年生

玉川学園の音楽教育の成果を、児童・生徒が互いに聴き合い、また大勢の関係者に成果として聞いていただく貴重な機会が、この創立85周年記念「玉川学園音楽祭」です。合唱曲を披露する児童・生徒は、発表に向けて限られた時間の中で練習を積み重ね、本番を迎えることができました。
児童・生徒の努力だけでなく、音楽祭を滞りなく進行させるために、小学部から高等部まで全学年の教職員が総出で取り組んできました。東京国際フォーラムという大会場で、しかも午前と午後の2部公演の開催をすべて教職員が手がけて実現していること、その内容は多岐にわたります。ステージ図面作成、楽器などの搬入出、受付、場内外での案内誘導警備、チケット手配、客席座席割り、ポスターやパンフレット作成など、全学をあげてイベントの成功に向けて取り組んでいるのも「玉川学園音楽祭」が誇れることだと感じています。

さて、午後からスタートするⅡ部は、3・4年生から6,7,9,11,12年生の順で披露されます。12年生の開会宣言に続いて登場したのは、勇壮な玉川太鼓。9年生から12年生の総勢14名が華麗なバチさばきや力強い連打など熱のこもった演奏でオープニングを盛り上げました。その後、「85年前の先輩へ」をテーマに学園内の美しい風景が映像とともに紹介されました。そして、日々歌い継がれてきた「若人の歌」「学生歌」の全校合唱です。
3・4年生は「虹に願いを」「素晴らしい言葉」「学園の坂」を合唱。「作ろう歌おうぼくらの歌を」のテーマのもとに作られた、小学部児童の作詞作曲作品からの3曲です。続いて、6年生は「Believe」「Climb ev'ry mountain」の身近にある2曲を、気持ちを込めてのびやかに歌いあげました。次に登場した7年生は、混声三部合唱に取り組み始めたばかりですが、「未来」「Jesus Christ is risen today」を披露して、小学生の同声合唱から成長した響きに惜しみない拍手が寄せられました。続いて、11年生はヴェルディ作曲の「歌劇『ナブッコ』」より「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」「祭りの飾りを」を演奏。迫力のある出だし、緩急を自在に操り、表現力豊かに合唱を楽しむ様子がみられました。そして玉川学園オーケストラの登場です。5~12年生のメンバーによる、モーツァルト作曲「歌劇『フィガロの結婚』」より「序曲」で、学内行事や東北の被災地での活動などで培った調和のとれた演奏を披露しました。
フィナーレに近づき、Ⅰ部と同様に12年生のモーツァルト作曲「レクイエム ニ短調K.626」より「怒りの日」「涙の日」「永遠の光を」です。12年生にとって最後の舞台を、学園での数々の思い出と後輩へのメッセージに思いを込めて歌いあげました。フィナーレは全体での校歌斉唱です。会場を埋める大勢の人びとが一体となり、音楽祭が締めくくられました。玉川学園の長い歴史を体感し、また先に広がる未来へ思いをはせる、創立85周年記念「玉川学園音楽祭」となりました。

Ⅱ部の開会宣言
玉川太鼓
「85年前の先輩へ」
現在の玉川学園を紹介
3・4年生
6年生
7年生
9年生
11年生
玉川学園オーケストラ(5~12年生)
12年生
全員で校歌斉唱

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