韓国・サンミョン大学校の学生が来校しました

2014.08.20

7月9日、韓国・サンミョン大学校の学生が玉川大学に来校しました。来校は「サンミョン大学校・玉川大学交流プロジェクト」として、同世代の日本と韓国の学生が交流を通じて、両国の文化と日本と韓国の大学におけるデザインの学修についての理解を相互に深めることを目的に実施しました。
韓国の大学校(日本の大学にあたる教育機関)はイギリスのようなカレッジ制度をとっており、学部学科や学系ごとの大学(カレッジ)が集まって一つの大学校を形成しています。サンミョン大学校でも経営学や工学などのカレッジに並んでデザインカレッジが設置されており、そのなかに視覚デザイン科があります。
サンミョン大学校の学生6名が4泊5日の日程で来日し、東京都内のデザイン関係の展覧会や美術館などを見学し、その日程の1日で玉川大学を訪問することになりました。

来校当日は授業のほか、教育博物館や礼拝堂などの施設を見学した後に、本学芸術学部の学生が加わりサンミョン大学校の教授によるレクチャーが行われました。引率を担当したサンミョン大学校の先生は、日本人の百瀬博之助教授です。韓国の学生生活の特色などについての話をしていただきました。日本の芸術系の学科でも2時限続けて実習を行うことは多いですが、サンミョン大学校の視覚デザイン科では実技も理論も3時限続きで行うことがあるそうです。「学生も大変ですが先生も大変です」と百瀬先生。そして、毎日2科目程度から課題が出されるので、学生は放課後も忙しく、アルバイトをしている学生は稀だそうです。日本の学生にとって驚きだったのは、大学校内に学生軍事教育団が設置されており、入営訓練などを行っている点です。兵役が義務づけられている韓国ならではといえるでしょう。

百瀬先生のレクチャーに続いて、サンミョン大学校の学生による作品プレゼンテーションが行われました。4年生は3年次に作成したポートフォリオ(作品集)を用いて行い、3年生は2年次に制作をしたポスター作品などについて行いました。特に4年生の女子学生2名は日本語検定に合格しており日本語も堪能でした。作品のレベルの高さだけでなく、多くの人の前で日本語による作品のプレゼンテーションができることに、芸術学部の学生も驚かされました。作品発表後の質疑応答でも、語学力の高さについて質問がありましたが、その理由を百瀬先生は「韓国の学生は、卒業後の進路について非常に危機感を持っているから、自ずと真剣になるのだと思います。必ずしも韓国の学生のほうが日本よりも優れているというわけではないと思います」と語ってくださいました。
作品プレゼンテーションの後は、サンミョン大学校の学生は威宜園で茶道部による茶道を体験しました。
今回の交流プロジェクトを通じて、海外の同世代が頑張る姿に直接触れることができました。