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6月18日、シンガポール国立大学日本語短期研修生による「日本語発表会」を開催しました

2015.07.21

6月1日から20日まで、玉川大学リベラルアーツ(LA)学部ではシンガポール国立大学(National University of Singapore:NUS)の日本語短期研修生を受け入れました。6月18日には日本語研修の仕上げとして、大学教育棟 2014のアカデミックスクエアで日本語発表会を開催。その様子を紹介します。

玉川大学リベラルアーツ学部では、毎年6月から7月にかけて、国際交流の一環として海外の大学から日本語短期研修生を受け入れています。今年の第一陣として、シンガポール国立大学(National University of Singapore:NUS)の12名が6月1日から20日まで滞在しました。
LA学部の研修プログラムは、中級程度の日本語力を養成する「日本語授業」やテーマを決めてLA学部生とディスカッションする「プロジェクトワーク」で、LA学部授業の「聴講」を基本としますが、このほか、鎌倉への小旅行や歌舞伎鑑賞など、日本の風土や文化にふれる機会もあり、日本滞在中にさまざまなことを学び、楽しむ工夫がなされています。

6月18日には日本語の授業の成果を発表する機会を設け、大学教育棟 2014のアカデミックスクエアで「日本語発表会」を開催。会場にはNUS生を日本滞在中にサポートしてきたLA学部生や、ラーニング・コモンズで自主的に学ぶ他学部の学生が集まりました。日本語短期研修の第二陣として来日したばかりの西フロリダ大学(University of West Florida)の研修生も見学に訪れました。
“日本を知ろう。”というメインテーマのもと、NUS生が興味を持ったカラオケ・化粧・音・環境(ゴミ問題)の4つのカテゴリーについて12名が4グループに分かれ、シンガポールと比較しながら日本の文化・風習について考えを深めた成果を発表しました。

登壇順にテーマは以下の通りです。

1.「カラオケから見える国民性」

エミリー・チャンさん、タン・ヤンシンさん、ウォン・チャンイーさん

2.「日本とシンガポールの化粧文化の比較」

ワン・ユジュアンさん、タン・イーウェンさん、ジャン・ペイチーさん

3.「日本人とシンガポール人にとって気になる音」

ピアス・アンダーソン・フさん、アン・シミンさん、タン・シースアンさん

4.「ごみの捨て方 日本とシンガポールの違い」

タン・ハイリャンさん、タン・リーフイさん、ロウ・ズールイさん

どのチームもLA学部生へのインタビューやアンケート等の調査、データ分析、原稿作成と、入念な準備を行って発表会に備えてきました。各メンバーはNUSで培ったプレゼンテーション能力を武器に日本語でも立派に発表し、会場の見学者から大きな拍手が寄せられました。各チームの発表後は、LA学部生らが積極的に質問し、調査の裏側を垣間見ることができるなど、時に笑い声もあがる楽しく充実した発表会になりました。

発表後、LA学部の永井悦子教授は「短期滞在中の多忙なスケジュールの中で、日本語発表会に向けて睡眠時間を惜しんで準備をしてくれました。NUSのみなさんが一生懸命に学ぶ姿は玉川の学生にも大きな刺激になったのではないかと思います。発表会を通して日本についてさまざまなことを考える機会となったNUS生には、これをきっかけに日本への思いをもち続けてほしいです」と話しました。またLA学部長の照屋さゆり教授は、「日本とシンガポールの違いを4つの視点から考察したのは、日本人にとってもたいへん興味深いものでした。二つの大学の交流を機に、グローバルに他国への関心を持って学んでほしいと思います」と述べました。

20日間の研修を無事に終え、帰国の途についたNUS生。彼らをサポートしたLA学部生もキャンパスの中で世界に触れた経験は、それぞれが「世界」を考えるきっかけになりました。

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