藤子・F・不二雄ミュージアムで芸術学部のキャリア研修が行われました

2015.10.14

玉川大学では、学部・学科単位で独自のキャリア教育を行っています。そうした中、芸術学部メディア・デザイン学科1年生対象のキャリア研修が、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムで休館日を利用して9月8日(火)に行われました。

「一昨年までは一般的なキャリア研修を行っていましたが、昨年から株式会社乃村工藝社の協力を得て、『学生に特別な体験をしてもらう』ことをめざしたキャリア研修として再スタートしました。昨年、第一弾としてお台場のガンダムフロント東京および乃村工藝社本社での研修が行われ、今回第二弾として川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムでのキャリア研修が実現しました。」と語るのは、この研修を担当する田中敬一教授です。特別な体験をしてもらうには、現場でプロの仕事を見てほしいと考えた田中教授は担当者と打合せを重ねました。そこで挙がってきたのが2011年の開館以来、多くの入場者を集める川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム。川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムのご理解・ご協力をいただき、休館日を利用して研修が実現しました。

この日のキャリア研修では、まずミュージアム内を見学し、スタッフのみなさんの仕事ぶりに触れました。一般の展示室だけでなく、バックヤードも見学することができました。そして午後は課題である「ミュージアムで見つけた『いい仕事』」についてグループでまとめ、プレゼンテーションを行います。また、その後には本学のOB・OGによる仕事観に関する講話が行われました。乃村工藝社に就職してこのミュージアムを手掛けた卒業生たちがOB・OGだからこそわかる学生生活や就職活動時の体験談などを織り交ぜて自身の仕事観を語り、学生たちは熱心に聞き入っていました。

この日の研修について、参加した学生から話を聞きました。

重松 龍太さん

「研修に参加するにあたり、『いい仕事とは何か』をまず考えました。私は収入が多ければ多いほどいい仕事だと考えていたのですが、今回ミュージアムで働く方が非常に生き生きと働いておられて、お金よりも大切なものがあるのだと気付かされました。将来は音楽に関わる仕事に就きたいと思うものの就職が厳しいと聞いて諦めていたのですが、大学で様々な分野を学び自分の幅を広げ、もう一度音楽の道を前向きに考えてみようと思っています」。

岡崎 美緒さん

「私はグラフィック・デザイナー志望なのですが、乃村工藝社の方がこのミュージアムを設計するにあたって幾つもの案を出したと聞き、いろいろと制作していくことが大切なのだと感じました。またバックヤードに藤子・F・不二雄氏からスタッフに向けて『自分の作品を後世に伝えてほしい』といった手紙が飾られていたことが印象に残りました。未来へとつなげていくことこそ、いい仕事なのだと思います」。

1年生を対象としていることもあり、具体的な業務紹介というよりも「働くとはどういうことか」を、肌で感じてもらうことを重視した今回のキャリア研修。自分たちの先輩からプロの仕事を見せてもらい、その舞台裏を本人から聞くことができたことで近い将来の自分の姿を重ねることができたようです。参加した学生一人ひとりが、自分なりの仕事観やキャリア形成を思い描き、これからの学生生活を送るための、いい機会になりました。