ICT技術を競うe-ICON世界大会に国際バカロレア(IB)クラス10年生3名が参加。うち1名の所属するチームが見事に優勝しました。

2015.10.29

9月11日(金)から17日(木)にかけて、韓国の仁川で「第5回韓国e-ICON世界大会(主催:大韓民国教育部)」が開催されました。この大会はアジアを中心とする各国の生徒と韓国の生徒が、ICTによる教育コンテンツの開発技術を競い合うというもので、今回、この大会で玉川学園国際バカロレア(IB)クラス10年生の豊川遼馬さんが所属するチームが見事優勝を果たしました。また豊川さんだけでなく、同じく国際バカロレア(IB)クラス10年生の大田征穂さん、長谷川豪さんも参加しました。

彼らがこの大会に参加することになったのは、2015年2月に行われた「第17回全国中学高校webコンテスト(主催:学校インターネット教育推進協会)」の中学生の部に、彼ら3名で参加したことがきっかけとなっています。彼らが国際バカロレア(IB)クラス「Service@Tamagawa」(ボランティア)の活動で制作した「私たちの“かう”責任」と題されたwebサイトは、ペットを飼ったり商品を買ったりする前に、その後に派生するさまざまな責任について考えてもらおうというもの。彼らの制作したwebサイトがコンテストのプラチナ賞を受賞したことが、e-ICON世界大会参加へとつながりました。

e-ICON世界大会では、ICTのスキルを持った各国の同世代48名が韓国に招待されました。その中で日本からの参加は8名。そして韓国の生徒と各国の生徒が2名ずつでグループを作り、企画制作を行います。大会に入る前に、日本の生徒はまずチームを組んで考えをまとめ、その企画の内容とのマッチングを考えて韓国の学生との組み合わせが決まります。大田さんと長谷川さんは同じチームで、豊川さんは他校の高校生と組んで進めることに。渡航前にネットを通してやり取りを行い、大会の日程中にアプリを制作、プレゼンテーションを行いました。この結果、豊川さんの所属するチームが見事優勝を果たしました。

今回参加した3名のみなさんに、大会の感想などを聞きました。

  • 豊川遼馬さん
    「同じチームになった日本人の生徒が理系だったので、理科に関するアプリを作ろうと考えました。私の役目はチームリーダーだったので、メンバーから出てくるたくさんの意見をまとめることが大変でした。どの案を削ればいいかを考えて、作業が深夜に及ぶこともありました。僕らのチームはプレゼンテーションが評価されたのだと思います。大会後に韓国の教育部長官にプレゼンテーションをする機会もあり、そちらのほうが緊張しました」。
  • 大田征穂さん
    「今回のようにICTの技術や知識を競う大会でも、優れた内容を考えたとしてもコミュニケーション能力がないと意味がないと感じました。私たちは国際バカロレアクラスで英会話やプレゼンテーションを学んでいたので、ある程度対応できたと思います。大会期間中は作業に没頭したり、チームメンバーと議論したりと非常に忙しかったのですが、これらはなかなかできない経験です。後輩たちにもぜひチャレンジしてもらいたいですね」。
  • 長谷川豪さん
    「リーダーが代表してプレゼンテーションを行うチームもあれば、メンバー全員で順番に話すなど、各チームのプレゼンテーションの方法が多種多様で、とても勉強になりました。僕自身は特にICTに関わるような仕事に就きたいというわけではないのですが、皆で話し合って意見をまとめたり、その内容を誰かにきちんと伝えるといった経験は、どんな分野に進んでも生かすことができるのではないかと感じました」。

e-ICON世界大会で、各国の同世代の生徒のみなさんと接したこと、そして切磋琢磨した経験は、彼らにとって大きな財産でもあります。今後、後輩たちが、彼らに続きこうした世界大会に挑戦することに期待しています。