『全人』2017年3月号 No.814より

2017.04.15

2017年3月号 No.814

毎年話題になる「就活」。3月号では「キャリアの学びと就職活動」と題して、社会が求める「次世代の人材」を育成する玉川大学の取り組みを特集しました。学生たちは1年次から授業や研修を通してキャリアを考え、自らの進路を選びとっています。
巻頭ではキャリアコンサルタントの上田晶美さんに、自分らしさを活かして就職活動に臨む方法を伺いました。また学部におけるキャリアの学び、キャリアセンターの支援、内定を獲得した学生や企業で活躍する先輩の声も紹介しています。
「玉川の先輩を訪ねて」に登場するのは、東京初のワイナリーを設立した越後屋美和さん。転職を経て自分のやりたいことにたどりつくまでの軌跡を語ってくださいました。行事報告では、世界的な音楽の祭典、「ミッドウエスト・クリニック」に中学部門で日本から初出場した玉川学園吹奏楽部5~9年生の活躍を、土屋和彦教諭が伝えます。

  • ハナマルキャリア総合研究所代表の上田晶美さん。玉川大学の学生の就職を支援した経験も踏まえ、大学生活を充実させることが就職活動にもプラスなると語ってくださった

    まだ働いたことのない学生にしてみれば、ニュースを見ても、アルバイト先の社員と話しても、「ブラック企業」「残業」といったネガティブな情報が多くて「仕事=楽しいもの」というイメージを持ちにくいかもしれません。でも仕事には、やりがいや達成感など、ポジティブな面がたくさんある。キャリアセンターの催しなどで、社会人として活躍するOB・OGと話してみてください。「自分もあんな風に働きたいな」と思える人にきっと出会えます。
    就活のスタートは早いに越したことはありませんが、大学生活の充実が最優先です。3年生の12月までは学修やクラブやサークルの活動などをやり抜いてください。そこで見つかる自分らしさが就活における軸となり、将来のキャリアにつながっていくのです。

    「自分らしさを将来の仕事につなげよう」上田晶美  p4

  • 東京ワイナリー代表の越後屋美和さん。地域に密着した東京初の醸造所として、地場の農産物の良さを生かせるワインづくりをめざす。2001年農学部卒業

    私は何度か転職してますけど、いいなと思ったことはやってみたい。将来こうなりたいと道を選択しても、やっぱりどんどん考え方は変わります。だから、転機があれば自分や環境を変えることが全然苦じゃないんです。いずれにせよ、本当に無駄な経験ってありません。転職は今までの自分を否定するんじゃなくて、そこでやってきたものを自分の財産として携えて次に行くわけですから。(略)
    ワイナリーをやるには「果実酒製造免許」が必要で、所轄は税務署です。醸造家ではなく醸造施設に与えられる免許で、醸造技術に加え、醸造場所、ぶどうの生産地を確保していることが必要。そして最低の生産量が年間6、000リットル、約9、000本と決められている。販売計画も大事で、この量を1年で売って酒税を払えるか。すごいハードルだけれど、「やれるかしら? 私」でなく、「やれるぞ、私」と思ったんです(笑)。

    「玉川の先輩を訪ねて70 越後屋美和」 p18

目次

  • [特集]キャリアの学びと就職活動
    自分らしさを将来の仕事につなげよう 上田晶美
    故きを温ねて 43 「眞知を得るために、お互いは勞作をする」…白柳弘幸
    授業・研修行事で意識を高める
     キャリアを考える学部の取り組み
    ガイダンスから一人ひとりを支える個別面談まで
     キャリアセンターの就活支援
    五感を使って仕事の現場を知るチャンス
     企業見学会 同行レポート
    教えて! キャリアセンター
     就活Q&A
    内定学生、先輩に聞く
     わたしの就活体験談
    玉川の先輩を訪ねて 70
     東京ワイナリー代表越後屋美和【農学部2001年卒業】
  • TAMAGAWA GAKUEN NEWS
  • 平成28年度 礼拝献金についてのご報告
  • 行事報告
    ミッドウエスト・クリニック…土屋和彦
  • 玉川のアクティブ・ラーニング 6
    低学年 髙橋慎一 教諭の授業
  • 玉川発見伝 10
    坂下門…モリナガ・ヨウ
  • 今月の一労作 38
    高学年寒稽古
  • 学園日誌…小原芳明
  • Book Review 144 『寛容論』…小林 亮
  • 教育博物館館蔵資料紹介 296 「増補 訓蒙圖彙」…菅野和郎
  • 玉川の仲間たち 「ヒサカキ」…山﨑 旬