『全人』2017年10月号 No.820より

2017.11.15

2017年10月号 No.820

玉川で学ぶ児童・生徒・学生が、快適で健康的な環境で思うように学べるよう、さまざまなかたちで支援を行う部署や学園の協力企業に注目しました。より良い学習環境を目指し、学園を下支えする教職員や企業の方々の仕事ぶりに触れながら、業務に取り組む姿を切り取りました。6つの部署、4つの協力企業を紹介しています。
「玉川の先輩を訪ねて」は東京都墨田区で開業するSpice Cafeオーナーシェフの伊藤一城さん。工学部で経営工学を学び、社会人経験ののち世界48カ国を食べ歩く旅に出た伊藤さん。帰国後に開いたお店は、日本人の口に合うスパイス料理を味わえると人気店に。料理修業から異分野の職人とのコラボレーションまで、スパイスの可能性を探究する取り組みについて伺いました。
表紙写真=岩崎美里

  • 1968年の創業以来、資材調達、施設管理、廃棄物集積所の維持管理など、多角的に学園を支え続けている増山商店。現在は10名のスタッフで運営

    水道管の納品から始まった学園との関係は来年で50年。以降さまざまな相談に応じて、業務内容を拡張。困り事を一手に請け負う協力企業の筆頭として、学園に寄り添い、ともに歩みを進めてきました。増山商店のトラックを見ない日はありません。
    「学園に育ててもらった会社。だから学園の仕事ひとすじです」とは創業者の増山進一社長。息子の公次さんとともに社員8名を率いています。
    毎日1、2回25カ所の集積所を周り、北斗館廃棄物集積所へ。16項目に細かく分別し、搬出量を算出、廃棄やリサイクル業者に引き渡します。ゴミは年々増加傾向で、夏期は約3,000本ものペットボトルで集積所に山ができるそう。教職員や児童・生徒への啓発運動の一環として、限りある資源の大切さを説く見学会も実施しています。

    協力企業 有限会社 増山商店  p10

  • 「Spice Cafe」の伊藤一城さん。3年半をかけ世界48カ国を旅した経験をもとに、2003年からスパイス料理専門店のオーナーシェフに。1992年工学部経営工学科卒業

    きっかけはある旅行者から「何をしているの?」と聞かれたとき。他の人は教師とかプログラマーと答えていたけど、自分には何もない。「料理人になりたい」と考え始めたのはそれからです。(略)
    次第に自分のやるべきことが見えてきました。職人として働くには、専門的な知識や技術に特化しないと埋もれてしまう。それは何かを考えた末に出てきたのがスパイスでした。世界を食べ歩いていたとき、どこの国でもスパイスが使われていることに気付きました。たとえば同じカルダモンなのに、国が違うと見た目も使われ方も違いました。スパイスという視点から、インド料理だけでなく、フレンチ、中国料理など、いろいろなジャンルの料理を研究したい。誰もやっていない、この分野を極めようと思いました。

    玉川の先輩を訪ねて73 伊藤一城 p26

目次

  • [特集]学園を支える
    学園マルチメディアリソースセンター
    学園国際交流センター
    教育学修支援課
    学生センター
    管財課
    購買部
    有限会社増山商店
    株式会社濃沼植木
    ダイダン株式会社
    SEC株式会社
    K-12・大学 支える場は幅広く
    故きを温ねて 49
    「七月二日(火)晴。今日から購買部は店を開いた。」…白柳弘幸
  • TAMAGAWA GAKUEN NEWS
  • 行事報告 脳科学トレーニングコース…鮫島和行
  • 玉川のアクティブ・ラーニング 11
    中学年数学科 平山雅行 教諭の授業
  • 生涯学べ 53
    山岸日登美 まちのこども園 代々木公園 園長
  • 玉川の先輩を訪ねて 73
    Spice Cafe オーナーシェフ 伊藤一城【工学部1992年卒業】
  • キャリアナビゲーション ’17
    ユニアデックス株式会社 横井俊哉さん+イベントスケジュール
  • 学園日誌…小原芳明
  • Book Review 150 『生きがいについて』…中山剛史
  • 教育博物館館蔵資料紹介 302 「深鉢形土器」…菅野和郎
  • 玉川の仲間たち 「クワコ」…佐々木正己