『全人』2013年7/8月号 No.774より
2013年7/8月号 No.774
今月号は「国際教育」の特集です。ブロードキャスターのピーター・バラカンさんが巻頭インタビューで「国際人とは何か」ついて語り、続くページでは玉川のK-12と大学の国際教育を紹介。「地球はわれらの故郷」と、創立以来、学びの枠を定めずにグローバルな人材育成を目指してきた取り組みを取材しました。ラウンドスクエアをはじめとするK-12の生徒たちの海外交流、大学生の留学体験など、リアルな声や体験談も掲載しています。
リニューアルして3号目。カラー誌面でぜひとも、学びの舞台の広がりをご覧ください。
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自分の生まれ育った国を離れることは、自分の国や自分自身を客観的に見つめることにつながります。最近は留学をしたがらない若者が多いと聞きますが、ぜひ海外に出てほしいですね。半年ぐらい日本を離れれば、ずいぶん意識が変わるはずです。また、将来、国際的な仕事に就かなくても、自分がやりたいことの意味を広い視野で考えられるようになると思います。(略)
匿名の場でないと自分の意見をはっきり言えないところが、日本人には多分にあると思います。海外に出たら、それではダメなんですね。異文化ではさまざまな価値観に向き合うことになります。相手を理解し、自分を理解してもらうためには、お互いの意見をきちんと伝えることが大切なんです。「<国際人>って何だろう?」 p4 ピーター・バラカン
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夏から秋は、大学3年生と院1年生にとって、12月から始まる企業説明会を控えた準備期間。ここ2年、就職率は改善傾向にあるとはいえ、求人倍率は1.27倍。厳しい数字に変わりはなく、楽観はできません。まずこの現状を把握して、危機感を持って臨んでください。企業だって能力と熱意がある学生を採用したい。当然ですよね。
就職活動は大変ですが、その一つひとつの経験は必ず後で生きてきます。待っていても内定はもらえません。勇気を持って、自分から動いてください。でも、ただ闇雲に動いても続きしませんし、すぐに答えが出ないので気持ちも焦る。だからこそ早めの準備が大切で、自分の個性や長所を生かせる仕事とは何かを見定めてもらいたい。「キャリアナビゲーション'13」 p30 大槻利行
目次
- [特集]玉川の国際教育
「国際人」って何だろう? …ピーター・バラカン
提携校&交流校map 「地球はわれらの故郷である」
教室と世界を行き来する子どもたち
世界レベルの実力をラウンドスクエアで身につける
故きを温ねて 3 チンメルマン博士と玉川学園…白柳弘幸
国際教育センターSAEプログラムでの留学&研修
全学的に目指す国際人の育成
留学で得た広い視野と自信と可能性 - TAMAGAWA GAKUEN NEWS
- 学びの時間 24
工学部ソフトウェアサイエンス学科 相原 威研究室 - 生涯学べ 24
高原富紀子 玉川大学キュレーターズ事務局長 - K-12 学びの丘 3
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- 教育博物館館蔵資料紹介 256 「天神像」…宇野 慶
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