修士論文中間発表会2023<後編>

2023.11.06

前編に続き、先日実施された修士論文中間発表会について、乳幼児研究コースの分科会の様子をお伝えします。

前回の発表から5ヶ月、今回の中間発表では、それぞれの研究の方向性や論理の枠組みがより明確化されること、その人なりの研究の豊かさをどう表現出来るか、という視点について共有されていました。発表会の中で交わされた教授の方々からの本質的な問いや、院生同士でのやり取りを通して、それぞれの研究がさらに深まり、洗練されていくことを感じました。同じ乳幼児研究コースの研究でもそれぞれの持つ問題意識や視点は異なります。それぞれの異なった視点が交わり、丁寧に吟味されることでその問題の本質に迫ることが出来る、ということを肌で感じ、とても刺激的な時間となりました。

教授からは、それぞれの研究の特色をどう示すか、そしてそれをどう一般化するのか、という視点や、リアリティを見える化することの重要性などについてフィードバックをいただきました。

質的研究においては、その「リアリティ」に迫ることが非常に重要である、というフィードバックがとても印象的でした。研究における「リアリティ」とは何か。非常に難しい課題ではありますが、切磋琢磨する先輩たちの姿を見させていただいたことで、M1の私たちもたくさんの刺激をいただき、身が引き締まった思いです。

M2の皆様、今回も貴重なご発表と学びをありがとうございました。次回の修士論文発表会では合同での実施が予定されておりますが、より多くの研究とそのプロセスについて、また皆様がどのように結果を導き出されるのか、拝聴することを楽しみにしております。

教育学研究科 乳幼児研究コース A.O