鹿児島に行ってきました

2015.08.18

8月の4日から6日まで、全人教育の研究の一環として鹿児島に行ってきました。行った場所は小原國芳の生誕地である坊津町久志と大浜電信局跡です。
どちらの場所も周囲とは違い、砂浜があり、きれいな海を臨むことが出きる環境でした。ほかと違うというところに小原國芳が個性というものを見出した背景を感じられます。周囲は岩場や海岸線からすぐに切り立った崖のような場所で、そこにぽつんと存在する砂浜。唯一という言葉が当てはまる、そんな場所でした。
また坊津町は複数の地域が存在し、それぞれの文化に大きな差があります。坊津学園小学校に訪問した時に、子どもたちの調べ学習の成果を見せて頂きました。現在ではトンネルでつながっている各地域も昔は山を越えて移動したといいます。それだけ文化の移動も少ない状況だったのでしょう。また坊津町を研究する坊津学についてのお話も頂きました。研究する価値は大いにありそうです。
鹿児島という地域はどこからでも富士山のようなきれいな形をした山が望めるという特徴がありました。明治維新は鹿児島から始まったのも、このような山という大きな存在が常にあったからこそ抱くことができた大きな意志によるものなのではないでしょうか。同じように小原國芳は、大きな意志によって全人教育を提唱しました。全人教育がどのように構築されたのか、少しわかったような気がします。

(教育学研究科1年T.S.)