活躍する修了生
多彩な研究分野が交差する環境が、豊かなキャリアへ。
アルバートアインシュタイン医科大学 博士研究員
吉田 純一 さん
脳科学研究科 脳科学専攻(博士課程後期)
2017年3月修了
現在、アメリカで博士研究員としてシステム神経学分野の基礎研究に従事しています。この分野について大学院で一から知識や技能を学び、修得した技術が評価され、留学へと進路が広がりました。分子生物学から計算論に至るまで幅広い分野が集まる脳科学研究科では、ラボ間の垣根が低く、研究員や学生同士の交流も活発で、多くの共同研究が行われています。私自身、研究外でありながら計算論的な研究に触れる機会が頻繁にあったからこそ、その分野に関わるようになった今、当時の経験がとても役立っています。研究に限らずビジネスでも他分野との協働は一般的です。チームプレーで研究を深める環境があるのは、玉川大学大学院の魅力のひとつです。
大学院の研究室では、夕方から始めた先生とのディスカッションが気づくと深夜まで及んでいた…ということもありました。ディスカッションを通じて、学術だけでなく、科学研究のプロセス、研究者のキャリアなどについて多面的、包括的な考えを持てるようになり、私にとってかけがえのない時間だったことは間違いありません。
将来は独立したラボを持ち、実験・理論の両面から脳のメカニズム研究を行いたいです。そのために、研究精度を向上させつつ、さらなるスキルを身につける勉強を続けています。