在校生の活躍

学会発表 グローバル・ツーリズム研究コースの牛暁雪さんが研究成果を発表

2019年12月14~15日に沖縄県の名桜大学にて開催された日本観光研究学会第34回全国大会において、マネジメント研究科修士課程2年の牛暁雪さんが「中国人若者の訪日旅行前の情報探索の実態」と題した研究発表を行いました。

訪日中国人は2018年には838万人となりましたが、その半数以上は1980年代・1990年代に生まれた若者となっています。また、この年代はWeChat、WeiboなどのSNSを使いこなしています。

文献によるとKOL(Key Opinion Leader)と呼ばれるインフルエンサーが中国人若者の行動に影響を与えているとあります。牛さんはその実態を探るべく中国人の若者を対象にインタビュー調査を実施したところ、KOLの発信する情報を見るけれども必ずしも信頼していないという結果でした。

そこで、日本への旅行の経験ある83名の中国在住の中国人若者を対象にインターネットによるアンケート調査を実施しました。その結果、中国人の若者は、SNS上の情報の発信者としてはKOLよりも、家族・友人・知人といったリアルな知り合いを信頼しており、1990年代生まれの若者ではその傾向が顕著であることが示されました。KOL活用に一辺倒の日本のインバウンド・マーケティングに一石を投じる発表となりました。

発表をした牛さんに話を聞きました。

私は日本に留学したことをきっかけとして、訪日中国人の観光行動に関して強く興味を持つようになりました。修士課程の2年間に中村先生のもとで、日本のインバウンドの発展過程、訪日中国人の現状、中国人の海外旅行の発展などの基本的な情報を収集し、先行文献を見ていくなかで、中国人若者が訪日旅行前のSNSをはじめとする情報探索の実態を把握することは、日本のインバウンド研究に意義があると確信しました。

当日は、中国人若者を対象に私が実施した調査した結果を中心に2年間の研究成果を発表しました。他大学の観光の先生や大学院生、専門家の方々に共有する機会をいただけたこと、沢山の意見を頂いたことは光栄でした。また、他大学の大学院生とも相互に研究発表を聞き合い、刺激を受けました。

今回の経験を今後の研究や仕事にいかしていきます。