第7回ELTama英語教育セミナーを終えて

今年でELTama英語教育セミナーも7年目を迎え、講師の先生方をはじめ、多くの現職の英語の先生方、大学院生、学部生、英語教育に関わっておられる皆様のご参加をえることができ、無事終了しました。足を運んで下さいました多くの皆様に感謝申し上げます。ここに話題提供やフォローアップセッションについて感想を掲載させていただきます。

(事務局 古屋 あい子)

  • 土屋彩野先生
    本日は貴重なお話をありがとうございました。横浜市では、ALTとは別にIUI(International Understanding Instructor)がいることを初めて知りました。そのお話を通して最も印象に残ったことは、IUIは多国籍であり、英語と自身の母国の言語を話すことができる方であるということです。また、IUIが毎年変わることから、子どもたちが6カ国の文化と触れられる可能性があり、それは子どもたちの外国語活動や国際理解教室に対する動機づけに繋がると思いました。
    (比較文化学科4年 大岡真依)
  • 渡辺尚美先生
    本日は大変貴重なご講演をして頂き、誠にありがとうございました。
    現在の公立中学校で実際にどのような授業が展開されているのか、そして授業で大切にしていることという観点からお話をいただきました。
    授業では、生徒にたくさん英語を使わせ、小道具や生徒に身近な話題を使い、導入や言語活動をすることで、生徒の興味や関心を引きながら授業をすることが大切であると改めて学び、感じることができました。一番印象に残っていることは、授業で扱った表現が実際に日常で使われることを生徒が体験できるアクティビティを行っているということです。さまざまな国に旅行に行こうという単元で空港の入国審査で使われている表現が扱われ、アクティビティでは実際に再現し、活動することで、生徒が楽しく活動でき、表現も身につけることができ、自分が教師になる際に参考にさせていただきたいと思いました。
    (文学研究科英語教育専攻1年 中村)
  • 酒井健司先生
    本日は貴重なお話をありがとうございました。生徒と教師との良い関係性が生徒の学ぶ意欲を起こさせると聞き、生徒は教師のことを良く見ているのだと感じました。プリントにコメントをすることで生徒の気を引き締めているというお話は興味深く、教師は「見ている」ということを生徒に伝えることも必要なのだと感じました。また、英語の授業以外に行うことは多くあり、大学生の今、英語を積極的に学ぶ必要があると実感しました。
    (比較文化学科4年 高橋優子)
  • バトラー後藤裕子先生
    本日は大変貴重なご講演を誠にありがとうございました。
    今日、日本では新たな英語教育に対する考えが普及しつつある中、アジア諸国の例を基にしながら、小学校における英語教育、教員養成の観点からお話をいただきました。
    日本のようなEFL環境では、いかにして授業の中で多量のインプットを提供するかという事が大切であり、教員は自らの英語に自信を持ってインプットを与える事が求められるという事を学びました。
    (文学研究科英語教育専攻1年 川崎諒)

フォローアップセッション

  • 土屋彩野先生、渡辺尚美先生、酒井健司先生、バトラー後藤裕子先生、相原完爾先生、酒井陽先生、仲圭一先生、本日は貴重なお話をありがとうございました。先生方のお話、グループ活動を通して常に学び続ける教師の大切さを学びました。
    私は小学校の教員を志望しているため、バトラー後藤先生のお話が大変印象的でした。児童に成功体験を作り、インプットを与える。また、学力格差等の解決のため、教師は常に学び続けなければならないということを実感しました。
    (比較文化学科4年 森 一平)
  • 本日は貴重なお話をありがとうございました。お話を聞かせていただいた中で「英語嫌い」という言葉に強く関心を抱きました。英語は難しいから嫌いという生徒が多いと思いますが、先生が嫌いだから英語が嫌いと考える生徒もいます。英語嫌いの生徒を減らすためには教材の改善だけでなく、生徒との強い信頼関係を築くことが大切なのだと強く感じました。そして、生徒理解が学習を促進する鍵なのだと思いました。
    (比較文化学科4年 高柳有佑)