システム科学専攻(博士課程後期)

  • システム科学技術を知識基盤社会の円滑な運営のために活かすことのできる国際的な視野に立った創造性豊かな研究者・技術者を養成
  • 最先端の研究を少人数教育によってきめ細かく指導
システム科学専攻では社会人、他大学大学院修了者、玉川大学大学院修士課程修了者が、産業界等で求められている幅広い基礎知識を集中的に講義する特別講義を受講し、国内外の研究機関・企業で数週間にわたり研究実習を行う研修研究、各専門分野の最先端の研究成果を基礎から講義する専門科目、研究サーベイ、研究企画・方法論分析・モデリング論文構成・表現法研究セミナーなどの特別研究を行います。量子情報科学分野では量子コンピュータ、量子暗号、量子通信、次世代光ネットワークを研究し、次世代IT技術開発者、情報セキュリティ技術者、未来技術コンサルティング、大学教員を養成します。知能情報科学分野ではヒューマンインターフェース、ファジィシステム、コンピュータビジョン、大規模知識ベースを研究し、知能システム開発技術者、ヒューマンインターフェース開発技術者、画像応用技術者、大学教員を養生します。ロボティクス分野では認知発達、人工知能、知的制御、ヒューマンインタラクションを研究し、ロボット応用技術者、機械設計技術者、マイコンシステム技術者、大学教員を養生します。生産開発システム分野ではチームワークマネジメント、マネジメントコントロール理論、形状回復機能を用いた接合法開発、複合材料の創製を研究し、経営コンサルタント、経営戦略のコントロール、特殊接合開発技術者、複合材料開発技術者、大学教員を養生します。環境エネルギー分野では環境・調和システム、サステナブルエネルギー、分散型社会、新エネルギーを研究し、エネルギー系研究・技術者、環境系研究・技術者、環境保全エンジニア、エネルギー管理士、大学教員を養成します。

どのような人材を育成するのか?(人材養成目的)

20世紀は相対性理論等の物理学を中心とした科学技術の発展が情報産業や宇宙産業を創造し、大量生産・大量消費が賛美され、経済社会の発展に大きく寄与した時代でした。この発展の陰で、環境やエネルギー、福祉等の分野で様々な問題が提起されています。21世紀においては、このような諸問題を克服し、持続可能な社会を構築するために高度な専門性と豊かな人間性、社会性、グローバルな視野を備えた人材が求められています。そのためシステム科学専攻においては、高度に専門化された科学技術をシステムとして体系化し融合することにより、科学技術を社会に活かすことのできる国際的な視野に立った新たな価値を創造できる研究者・技術者を育成することを目的としています。
具体的には、大学院修士課程修了者に対して、高度の専門的知識と、関連する分野の基礎的素養の涵養を図り、学際的分野への対応能力を含めた専門的知識を活用・応用する能力を培う教育を展開し、次世代情報技術開発者、情報セキュリティ技術者、ヒューマンインタフェース開発者、画像応用技術者、ロボット応用技術者、経営コンサルタント、電子デバイス技術者、大学教員など高度情報技術社会の幅広い分野で活躍する人材を育成します。

学位

定められた授業科目を18単位以上取得し、学位論文の審査および最終試験に合格した者には、「博士(工学)」が授与されます。

教育課程の特色

今日、工学系の大学院博士課程後期には、研究者として自立するに必要な研究能力を備え、工学における特定の専門分野について深い研究を行うことのできる研究者の養成に加えて、高度な研究能力と豊かな学識に裏打ちされた社会の様々な場で中核的人材として活躍することのできる人材の育成が求められています。このため、本システム科学専攻においては、学習・教育の達成目標を明確にし、系統的授業による問題設定能力や幅広い能力育成を重視した教育課程を編成し、量子情報科学分野、知能情報科学分野、ロボティクス分野、生産開発システム分野、環境エネルギー分野の5つの最先端研究分野で博士(工学)号が取得できるようにしています。
具体的には、教育課程を「特別研究」「システム科学専門科目」「研修研究」「特別講義」の各科目群から編成しています。すなわち、コースワークを充実し、論文作成指導、学位論文審査等と連動した体系的な教育課程となっています。また、「特別研究」においては、学位論文作成までのプロセスを系統的に把握できるように、研究サーベイ、研究企画・方法論、分析・モデリング、論文構成・表現法、研究セミナーの5段階に分け、学習・教育の達成目標を明確にして教育機能の充実を図っています。また、「システム科学専門科目」においては、導入部分で専門分野の基礎や背景について講義した上で、システム科学の各専門分野についての最先端の研究成果を講義します。なお、「研修研究」においては、国内あるいは海外の研究機関あるいは企業において、数週間、プロジェクトなどに参加し集中的な研究実習を行い、システム科学の実践活動を修得します。「特別講義」においては、システム科学の関連する分野の基礎的涵養を図り、産業界等で求められている幅広い基礎知識を修得するために、トピックスや総合的基礎となる広範な課題について集中的に講義します。