古川先生:学級経営のABCVol.3:お掃除 お掃除! ゴミ拾い!

2012.06.18
古川 鉄治

「学級の乱れは、教室環境の乱れから」とよく言います。学級担任をしていたとき、帰りの会に終わりに「一人ゴミを10個以上拾おう」とよく言ってゴミを帰りがけに学級全員で拾いました。また、教室の床に紙くずなどが落ちていると、子どもに「○○ちゃん、ちょっと拾ってくれる?ありがとう。」と頼んだり、自分自身で拾いました。「先生は、きれい好き??」などと子どもにいわれたこともありましたが、まずは担任が何気ないことですが、手本を示すことが大切です。
また、清掃の時間を学校では日課の中に設定されています。家庭で、よく掃除をしている子どもは、箒の使い方やぞうきんの絞り方も上手です。最近は、「箒を使うことよりも掃除機を家庭では使うことが日常になっています。」と保護者からの指摘もありますが…。「○○さんは、箒の使い方が上手だね」と褒めると、にこっと笑顔を返してくれます。
担任が子どもを褒めることは、その子どもは担任に認められたと思い、子どもがまたやる気を起こします。学級の子どもたちの行動に目を配り、事実をしっかりとらえ一人ひとりのよき行動を認め褒めることが、大切な学級経営の基本ではないでしょうか。人間誰もが人に認められ、褒められることはうれしいものです。子どもも、担任に努力していることを認められ、褒められることをよろこび願っています。