3名が数学教育学会春季年会にて馬場奨励賞を受賞しました(令和6年3月18日)

2024.04.04

馬場奨励賞(数学教育学会春季年会)を本年度は三名が受賞しました。
同じ大学から三名が受賞することははじめてだそうです。
それぞれの受賞の感想を紹介します。

大下ミリア さん

学生優秀発表論文賞である馬場奨励賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。
中学校の「比例式」の授業で、「比例式なんて生活で使わない」と言っていた生徒がいました。そこで数学を身の回りの生活の中で考える問題づくりの授業を行ったところ、予想しない反応や解答も見られました。なぜその反応や解答が得られたのか、授業の様子や教師の提示した資料、生徒の感想、評価得点などのデータを分析して、問題づくりと日常、数学の有用性を考察した研究です。
4月から公立中学校で勤務します。今後も日々努力して参りたいと思います。
最後に、丁寧なご指導やご助言を下さった先生方に感謝申し上げます。

小山夏奈 さん

1年間研究してきたことを数学教育学会で発表し、馬場奨励賞を受賞することができました。
専門実習では、同じ問題を何回繰り返しても身につかない生徒や数学に苦手意識を持つ生徒がおり、どうしたら学習効果が表れるかについて研究したいと感じ、中学校数学科における感情を記録した教訓帰納の学習効果について研究しました。
4月からは公立中学校で勤務します。研究で行ったことを学校現場でも活かし、より良いものとできるようにしたいと考えています。
この1年間、初めての研究でわからないことも沢山ありましたがとても楽しく研究を進めることができました。この場をお借りして、ご教授いただいた先生方に感謝いたします。

豊田悠太 さん

先生方の手厚いご指導と、切磋琢磨してきた同期に支えられたおかげで、受賞できました。この場を借りて感謝申し上げます。院進するときに「学習評価」に着目した研究を行いたいと思い、入学しました。実際に研究を進めてみると様々な面で苦労しましたが、このような成果が得られ大変光栄です。修了後もこの学びを生かして、学校現場に貢献していきたいと思います。