研究授業が活性化しています。「FD研究授業第2回」

2015.06.12

安藤正紀先生の研究授業が実施されました。「教育相談と特別支援教育の実践と課題」です。この授業は安藤先生と田原俊司先生とで担当されています。

学校には様々な支援の必要な子どもたちがいます。そうした子どもたちへの対応法としてのカウンセリングの基礎をこの講義では学びます。具体的な事例をもとに、客観的に事象を把握したり、対応策を考えたりできるようになることがねらいです。LD、ADHD、高機能自閉症などについての専門的な知識や対象児の理解の方法も学びます。特別支援教育コーディネーターの役割や校内支援体制の構築と運営まで、特別支援教育を実質的に推進していける力量を身につけます。

今回は、安藤先生のご指導のもと、個別の教育支援計画について、対象児の支援や指導をより充実させるための個別の支援計画を具体的に検討しました。三段階の心理教育的援助サービスについて、それぞれがあらかじめ考えてきた「一次支援、二次支援、三次支援」の具体例を、グループワークで院生たちは討論しながら整理していきました。それをポスターセッション方式で発表し意見交換しました。

能動的に考え、活動する授業でした。授業後は参観していた教員と授業者とで検討会が行われ、さらに授業を改善していくためにはどうしたらいいかが話し合われました。