学校課題研究構想発表会

2024.04.18

4月11日(木)に学校課題研究構想発表会が行われました。今年度は、SM11名、現職院生5名の計16名が発表を行いました。発表は5分間で、研究テーマ、研究の背景、目的、方法、計画などをプレゼンしました。SMの学生たちは、専門実習を経て感じたことや先行研究から見いだした課題からテーマを設定し、主に授業実践を通して学習効果を高めるための仮説やその検証方法などについて発表を行いました。現職院生は、主にこれまでの学校現場での経験から見いだした課題からテーマを設定し、授業実践や働き方改善など、学校現場で生かせるような視点から研究の構想を発表しました。
私は、現場経験で感じている課題に加え、今後の教育の動向をふまえながらテーマを設定し、構想を立てました。それを通して学んだことは、経験から課題を見いだすことは大切だが、経験だけに偏って論じてはいけない、ということです。経験はあくまで主観によるもので、客観性はありません。私が課題に感じていることを調べた先行研究はあるはずで、その課題は世間的な課題であるのか、課題に関してこれまでどのようなことが明らかにされ、明らかにされていない点(追究していくこと)は何なのかを述べることを意識しました。しかし、私が設定したテーマは研究のゴールが具体化しきれていないので、テーマを見直しつつ焦点化していく必要性を感じました。先生方からのご指導や先行研究や文献を読むことを通して、自己の成長だけでなく、学校現場の発展につなげられるような学校課題研究にしていきたいと考えています。

(現職 T.S)