実務実習が終了しました

2011.08.01

7月25日(月)から29日(金)までの1週間の実務実習が終わりました。東京都教職員研修センターでの実務実習でした。
昨年までは、研修会を受講する立場でしたが、今年は、研修会を運営する立場になって、学ぶことがたくさんありました。
研修を受講される現役の先生は、小学校、中学校、高校、特別支援学校、養護学校、とさまざまです。小笠原諸島など、島の先生も、夏休みを利用して、研修を受講しています。

一日は、まずあいさつから始まります。そのあいさつから、いろいろなことを感じました。
笑顔で「ごくろうさまです。」と声をかけてくださる方。資料を渡す時に、アイコンタクトをしながら「ありがとうございます。」と言ってくださる方。あいさつの仕方一つとってみても、研修を受けることを義務としてではなく、自ら学びたいという気持ちが伝わってくるものだ、と感じることができました。
私は、笑顔で、発声してからお辞儀をすることを意識しながら、挨拶させていただきました。その時に、「暑い中、ご苦労様です。」という気持ちをこめて言うようにしていました。

研修担当の指導主事の先生を観察していると、絶えず、いろいろなことに気を配っているのがわかりました。室内の温度はどうか、講師の先生の板書は見えづらくないか、体調の悪い方はいらっしゃらないか、など。体調が悪い方が出た時に、丁寧な対応をされていて、勉強になりました。

指導主事の先生方は、受講される先生方の反応やアンケートを見て、研修におけるニーズを把握し、さらによりよい研修になるように考えて運営しています。一人一人がいい学びをしているかを評価しながら運営するのは、相手が子どもでも大人でも変わらない大切なことのように思います。
指導主事の先生の対応からは、「この夏、研修センターで勉強できてよかった」と全ての先生が思えるような研修になるように、という思いが感じられました。研修がすべて終わり、受講者が帰られた後の指導主事の先生方の笑顔が心に残りました。

東京都教職員研修センターの皆様、一週間、私たち教職大学院生を受け入れ、丁寧にご指導していただき、ありがとうございました。

(現職院生・T.G.)