芳賀結子さん

芳賀結子さん

Q.玉川の通信に入学された目的・理由を教えて下さい。

様々な社会経験を積んでから小学校の先生になりたいという夢を昔から持っていました。ようやく機が熟し、小学校教員免許の取得も含めて、良い小学校教員になるために勉強したいと思い玉川大学に入学しました。数ある通信教育課程から玉川大学を選んだのは、充実した学修ができそうだと思ったからです。出会った教育関係者から、〇〇大学(他大学)の通信課程は短期間で免許取得できそうだ、といったアドバイスを複数いただきましたが、免許取得までのスピードではなく、指導体制の充実度重視で、伝統ある玉川大学を選びました。(入学してみたら、最短の2年間で免許を取得して教員になっていかれる方々もいらっしゃいますので、学修の取り組み方次第で短期間でも免許取得できることは間違いありません。)

Q.玉川の通信で学修をして良かった点を記載して下さい。

オンライン学修相談会や教育実習事前面接で教職員の先生方に個別で相談に乗っていただく機会があったことです。通信教育課程生として、孤独に学修に取り組んで困っていたことは、このような場で親身に相談にのっていただいて、クリアすることが出来ました。

遠方在住で小学生の子どもがいるため、キャンパスでのスクーリングには参加しづらいのですが、ブレンディッドスクーリングのように、オンデマンドでの学修と2日間の対面スクーリングで単位が取れる仕組みも用意されていて、有難かったです。また、幸か不幸かコロナ禍のおかげで、オンラインでスクーリングを受けられる機会が平常時より多くなりました。
スクーリングでご担当いただいた先生方からも大きな影響を受けました。講義を通して先生方の情熱に触れ、テキスト履修とはまた質の異なる学びとなりました。残りの単位は全てスクーリングを受講したいぐらいですが、なかなかそうもいきません。また、スクーリングを受けたときに、通信課程で学ぶかたわら小学校ですでに働いている受講生の方々がいることを知り、自分もそのように転職する際の参考になりました。
テキスト履修でレポートを作成する際、分からないことをWeb TAMAの問い合わせフォームから質問して、丁寧なご回答を頂きました。レポートの書き直しもそうですが、先生から情熱のこもったフィードバックを頂き見直すことで、学びを深められました。
また、学生会主催のオンライン講演会やワークショップに参加できたことも、通信教育課程での学び方や、教育に関するトピックについて知識を広げる絶好の機会となりました

Q.玉川の通信で学んでいる現役学生(また学ぼうと思っている人)に対して、学修のモチベーションを維持するためのアドバイスをお願いします。

芳賀結子さん

私は玉川大学での学修開始時期に、コロナ禍の影響で大きくつまずきました。入学説明会が中止になって確認したかったことが不明なまま学修が始まったり、学修のかたわら細々と取り組むはずだった前職の非常勤日本語講師の仕事が急遽オンライン化となり、オンライン授業とその準備に追われて、最初の一学期目は玉川大学の学修にほとんど手が付けられなかったりしたのです。そのように順調ではないときも、「諦めなければ夢は必ず実現する」と信じて、マイペースで一歩ずつでも進むことにしました。私もまだ道半ばの身ですが、夢を実現するための鍵は、とにかく諦めないことだと思っています。人間万事塞翁が馬とも言いますが、今、出来ていることが最善の道だと受け止めて、自分を励ますようにしています。
人との出会いも重要です。通信教育課程でどうやって人と直接やりとりができるのだろうかと悩んだ時期もありました。が、オンラインの学修個別相談会に参加したり、スクーリングを受講したり、学生会が主催するイベントに参加する中で、少しずつ玉川大学の通信教育課程生であるという実感が持てるようになりました。先生方、通信教育課程生、先輩方とつながる機会を見つけてみてください。会えなくても各地に同じ志の仲間がいます。
Web TAMA の質問フォームでレポートに関する質問を送ることも、はじめは勇気がいりましたが、勇気を出して発信すれば必ず応答いただけるので、遠慮せずに働きかけてみてください。
環境という点では、入学後、小学校で働きながら学修したいと思い、その年の秋に住んでいる市の教育委員会に教員免許取得前でも可能な職種に就きたいため登録しました。その結果、入学2年目から転職して小学校で外国語指導助手として働くようになりました。実際に小学校に勤め始めてから、「一人前の教員として活躍できるように早くなりたい」という思いを改めて強くしました。このように、志望の校種で働いたりお手伝いをしたりすることは、学修の動機を高めてくれるのではないでしょうか。
また、玉川大学のホームページなどから玉川学園の歴史や現在の様々な側面を知ることも、玉川大学で学べる喜びにつながると思います。

Q.(現役学生の場合)玉川の通信での学修達成後、玉川での学びをどのように活用しようと考えているかを教えて下さい。

小学校での教育活動に携わっていきたいです。教員免許取得を決意した時点で小学生保護者の立場だったこともあり、玉川大学で教育者としての基礎を身に付けて、少しでも現場の先生方の力になりたい、子どもたちにとって良い教育環境の整備に貢献したいという気持ちです。これまでの社会経験も合わせてお役に立てればと願っています。

◆最後に…
芳賀さんがこれからの抱負を語ってくれました!

玉川大学で出会った先生方のように、私も子どもたちに「あんなふうになりたい」という憧れを抱いてもらえるような先生になりたいです。日々精進あるのみです。

(インタビュアー:教育学部教授 守屋誠司)

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