宮田智代さん

Q.玉川の通信に入学された目的・理由を教えて下さい。

宮田智代さん

20代前半は芝居やダンスといった芸事の道に邁進し、20代半ばで妊娠しましたが我が子とのお別れを経験しました。その経験から、未来を生きる子どもたちの伴走者として保育の道を志し、千葉明徳短期大学で幼稚園教諭免許状2種と保育士資格を取得しました。その後は東京都葛飾区「認定こども園葛飾みどり」で保育教諭として従事し、昨年度より主任業務を担っています。保育の仕事は正解がなく、歴史の中で各園が継承してきた文化もあり、良くも悪くも現場や自分の感覚に頼り、偏りがちになります。保育の道を生きていく者として、感覚だけに偏らず、自身の人間性を磨き、学問としての乳幼児教育・保育について学び深めたいと思い、入学を決意しました。

Q.玉川の通信で学修をして良かった点を記載して下さい。

1点目は、丁寧な指導を受けたことです。通信教育課程ではテキスト履修(自宅学修)が主になることから当初は不安もありましたが、「Web TAMA」でのやり取りやレポート添削では、先生方や事務の方が丁寧に答えてくださいます。孤独になりがちな通信教育課程での学修においても学修者を支える体制が整っていることで、安心して学修を進められていると感じています。
2点目は、スクーリングの豊富さです。働きながらの学修の中でも、参加できるスクーリングが多くあることは、学修を進める上で有意義な学生生活に繋がっています。先生方は時に厳しく、しかし私たちに愛情を持って指導くださいます。それが自身の課題に気づき、歩みを進めていく原動力となっています。読書が大好きになったのもスクーリングで出会った先生方の影響が大きいです。これは私の一生の財産であると感じます。また先生方を始め、同じ志をもった仲間と出会い、励まし合い、切磋琢磨できる繋がりが生まれたことは、自身の学びを支えてくれていると実感しています。

Q.玉川の通信で学んでいる現役学生(また学ぼうと思っている人)に対して、学修のモチベーションを維持するためのアドバイスをお願いします。

志高く、見通しをもって、歩み続けようとする心もちを大切にしています。私の場合はまず1年の初めに学修計画を立て、学修の見通しをもてるようにしています。しかしながら人間ですので、仕事や育児のことで疲れ果て、計画通りにいかないことも多くあります。そんな時は焦らず、テキストではない本を読んでみたり、「この日はここだけはやろう!」「とにかく始めてみよう!」とスモールステップで、自分で自分を鼓舞しながら、ちょっとずつ歩みを進めてみたり、スクーリングで出会った仲間と連絡を取り支えてもらったり…。あとは「1度きりの人生で自分はどうありたいのか」自分と向き合い、志を持ち続けることも大切だと感じます。意外と関係がないと思っていたことから、やる気スイッチが入ることもあります。
根詰めず!朗らかに!着々と一歩ずつ!
自分にしか歩めない自分の学びの道なので、ゆっくり納得して進んでいこうとする学びの心がモチベーションを維持するポイントだと思います。

Q.玉川の通信での学修達成後、玉川での学びをどのように活用しようと考えているかを教えて下さい。

宮田智代さん

玉川の学びの中で、人生や保育を探究する面白さや葛藤、喜びを毎日実感しています。玉川で培っている精神と理論的に保育を考察する視点を活かし、未来を生きる子どもたち、その子どもたちの伴走者としての保育者、子育てに奮闘する保護者にも、子どもとともに生きていく葛藤や喜びを一緒に体感して、関わるすべての人の育ちの伴走者でありたいと考えています。

◆最後に…宮田さんがこれからの抱負を語ってくれました!

玉川に入学した理由としてもうひとつ…卒論を書きたいという目標があります。教員免許状や学士取得のための単位修得も進み、来年度は卒業課題研究に取りかかるので、玉川でのこれまでの学びを活かして自身の目標を達成したいと思います。
また玉川で学びを深める中で、現場も楽しいですが、学問として教育・保育を探究していくこともまだまだ続けていきたいと考えるようになりました。卒業後は大学院進学を目指し、人生をかけて保育の道を探究し歩み続けていきたいと思います。

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