クインシー・カメダ先生:玉川大学IB教員養成プログラムについて第2回 IB Certificate of Teaching and Learning (CTL)

2016.05.24

玉川大学大学院教育学研究科が付与しているIB CTLは、IBの2つのプログラム(ミドル・イヤーズ・プログラムと ディプロマ・プログラム)のうち1つに関連した理念と実践を研究する、科目等履修生プログラムです。このプログラムは、就業前、新任、および経験者の教員が、省察的実践者および教員研究者となることを目的としています。

良い教育の指針を示すことだけではなく、IBプログラムの教育内容や、国際教育を推進していく上での自身の役割をより深く理解していくための取り組みを、個人で、または周囲の人々と協力して積極的に進めていく。このプログラムでは、IBの教育に沿った教育的効果の高いカリキュラムデザインのプロセスの探究、学習成果を正しく伝えていくための評価手順の構築、形成的評価及び総合的評価を確実に実施するために必要な教育的プロセスの理解へのサポート、自身の指導に対する振り返りと改善可能な箇所への取り組み、IBプログラムの目標達成に向け協力して進める学習に取り組んでいきます。

このプログラムの終了時には、国際教育が目指すものと発展性、IBの価値観と使命およびプログラムの目標、IBプログラムの学習目標達成に向けた取り組みを支える教育活動における戦略、文化的多様性や妥当性などに配慮した学習および評価方法について、深い認識と理解を身につけていることを目的とします。