教員紹介

教育学専攻では、演習担当者が研究指導だけでなく、学生生活全般に関しても連絡を密にしてマンツーマンに近い体制で指導にあたります。以下は、担当者の研究分野と現在の関心を紹介するものです。

石井 恭子 教授

研究分野は、科学教育・物理教育、教育方法学。主たる研究テーマは、米英の探究カリキュラムの検討と小中高大の連携実践研究。
主要な論文は、「日本における『探究の過程』の受容過程とその課題」(教育方法学研究)、「科学教育における科学的探究の意味」(教育方法学研究)、「『学校インターンシップ』における学びの現状と課題」(共著、『論叢』玉川大学教育学部紀要)、「小・中学校における幾何光学のカリキュラム構造の歴史的検討と展望」(物理教育)、「Physics by Inquiryの理念と日本の物理教育への示唆」(物理教育)など。主な著書は、『授業研究』(共著、新曜社)、『保育内容 環境』(共著、みらい)、『理科指導法』(編著、玉川大学出版部)、『小学校理科』(編者、玉川大学出版部)、『理科教育』(共著、一藝社)、『子どもと楽しむ工作・実験・自由研究レシピ』(共著、実教出版)など。

岩田 恵子 教授

研究分野は、発達心理学、保育学。研究テーマは、保育の場における子どもたちの学びや育ち、さらには保育の場にかかわる大人の学びや育ちを、社会文化的な視点、二人称的アプローチで捉えること。最近は、ドキュメンテーションを中心とする可視化の仕組みを軸に、保育の質向上をめぐる研修・実習のあり方の質的研究を行っている。最近の研究論文としては、「保育の質向上と保育者の成長を支える往還型研修−実践と研修の往還がもたらす新たな意味と価値の創造過程−」(共著、保育学研究)、「保育の可視化へのプロセス」(共著、玉川大学学術研究所紀要)、「わが国におけるドキュメンテーションの可能性に関する一考察」(共著、子ども学)、「保育実践への『二人称的アプローチ』」(保育学研究)など。
著書は『教えと学びを考える学習・発達論』(編著、玉川大学出版部)、『「子どもがケアする世界」をケアする』(共著、ミネルヴァ書房)、『保育の心理学』(共著、中央法規)、『エピソードから楽しく学ぼう 子ども理解と支援』(共著、創成社)、『人間関係の指導法』(共編著、玉川大学出版部)、『遊びの保育発達学:遊び研究の今、そして未来に向けて』(共著、川島書店)、『絵本ものがたりFIND』(共著、朝倉書店)他。

大豆生田 啓友 教授

研究分野は、乳幼児教育学・保育学・子育て支援。主たる研究テーマは、保育実践や子育て支援に関する質的研究。ここ数年は、主に保育の質向上に関する研究(協同的な学び・研修・ドキュメンテーション、遊び等)を中心に行っている。主な学術論文等には、「わが国のドキュメンテーションの可能性に関する一考察」(子ども学第7号、2019年)、「保育の可視化へのプロセス」(玉川大学学術研究所紀要、2019年)、「保育実践研究:その可能性を探る」(保育学研究,56(3), 2018年)、「新制度以降の自治体発の子育て支援・保育の取り組み」(『医療と社会』27(1)2017年)、「保育の真と今日的課題-倉橋惣三の保育論から考える-」(『発達』138号、2017年)がある。
主著には、『日本版保育ドキュメンテーションのすすめ』(小学館、2020年)、『最新保育資料集2020』(ミネルヴァ書房、2020年)、『非認知能力を育てるあそびのレシピ』(講談社、2019年)、『日本が誇る ていねいな保育』(小学館、2019年)『あそびから生まれる動的環境デザイン』(学研みらい、2018年)、『21世紀型保育の探求-倉橋惣三を旅する-』(フレーベル館、2017年)、『保育学講座第5巻・保育を支えるネットワーク-支援と連携-』(2016年、東京大学出版会)等がある。

小原 一仁 教授

研究分野は、高等教育学、比較教育学。主な研究テーマは、①学校法人の経営・運営と、②全人教育。
主要論文は、「West Meets East: A Well-Rounded Education versus an Angular Education in Japan」(『Espacio, Tiempo y Educación』FahrenHouse)、「米国boarding schoolにおける全人教育」(『全人教育研究センター年報』玉川大学)、「教員養成課程の国際化の可能性」(『高等教育の国際的質保証に関する調査研究報告書』大学基準協会)、「教員養成課程における大学アーティキュレーション」(『高等教育におけるアーティキュレーションに関する調査研究報告書』大学基準協会)他。

カメダ クインシー 准教授

研究分野は教育学(教師教育)研究テーマとして、学習する組織の在り方の質的研究、実践コミュニティの作り方の質的研究、ティーチャーエージェンシーの育て方の質的研究などがある。主に日本における国際バカロレア認定校・候補校を対象に研究を行っている。主な論文は、「コラボラティブ クラフティング:日本におけるIB校のATLの実践を支えるプロフェショナルラーニングモデル」(国際バカロレアジェフトンプソン研究賞入選論文集)、「国際的な視野とは何を意味するのか? ―異文化理解と尊重を通したグローバルな視点の育成-」 (玉川大学学術研究所紀要)、「学び続ける教師を育み、それを指導と学習の改善につなげるために必要とする教師養成制度についての考察」(AERJ アフリカ教育研究学会誌)、「教員養成におけるヴィゴツキー式社会構成主義アプローチについての考察」(教師養成研究紀要)、「思考習慣を身につける: 国際バカロレア TOK (知の理論) における指導と学習」(CoReCa 国際文化フォーラム)などがある。

坂野 慎二 教授

研究分野は、教育行政学、教育経営学、教育課程論、比較教育学。日本とドイツを主な対象として教育政策の分析を行っている。教育行政システム、学校経営、教育課程、教師教育、学校間接続、学校と社会の関係等を研究している。
主要著書・論文は、『統一ドイツ教育の多様性と質保証』(単著、東信堂2017年)、『戦後ドイツの中等教育制度研究』(風間書房2000年)、『改訂版海外の教育改革』(編著、放送大学教育振興会2021年)、『変容する世界と日本のオルタナティブ教育―生を優先する多様性の方へ』(共著、世織書房2019年)、『世界の学校と教職員の働き方』(共著、学事出版2018年)、『現代教育改革と教育経営』(共著、学文社2018年)、"Vorbereitung auf die Welt der Arbeit in Japan." (共著Wiesbaden, VS Verlag.)、『若者の働き方』(共著、ミネルヴァ書房2009年)、『第三版学校教育制度概論』(編著、玉川大学出版部2022年)、『改訂版教育課程編成論』(編著、玉川大学出版部2019年)他。

佐久間 裕之 教授

研究分野は教育哲学、教育史。主な研究テーマは新教育の歴史・思想に関するもので、特にドイツの田園教育塾(ヘルマン・リーツ、クルト・ハーン)と全人教育(小原國芳)の研究、ペーター・ペーターゼンのイエナ・プラン研究(日本学術振興会・科研費基盤研究)に取り組んでいる。
主要論文・著書は、“Sumie Kobayasi and Petersen’s Jena-Plan: A Typical Case of the Acceptance of Western Pedagogy in Japan” in East Asian Pedagogies: Education as Formation and Transformation Across Cultures and Borders, D. Lewin and K. Karsten (ed.), Cham: Springer, 2020. “Kuniyoshi Obara’s Zenjin education at Tamagawa Gakuen”. in Educational Progressivism, Cultural Encounters and Reform in Japan, Y. Yamasaki and H. Kuno (ed.), London & New York: Routledge, 2017.『教育原理 改訂第2版』(編著、玉川大学出版部、2022年)、『全人教育の歴史と展望』(共著、玉川大学出版部、2021年)、『教職概論 改訂版』(編著、玉川大学出版部、2021年)、『教職論』(共著、ミネルヴァ書房、2021年)、『教育のイデア 改訂版』(共著、昭和堂、2020年)、『西洋教育史 新訂版』(編著、玉川大学出版部、2019年)、『教育学の歴史』(共訳、青土社、2015年)など。

鈴木 美枝子 教授

研究分野は小児保健学、身体発育学、健康教育学。中でも、保育・幼児教育現場における保育と保健の融合や、身体発育曲線を活用した子どもや保護者への支援に関する研究に取り組んでいる。なお、2017年度から3年間、厚生労働科学研究補助金「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド(以下、支援ガイド)の開発に関する研究」班に所属し、主に子どもの偏食等への保育学的な対応について研究してきた。2020年度からの2年間は、同支援ガイドの有効な活用について検証し、幼児期の肥満への支援についてのコラム、子どもの食に関する困りごとに対するQ&A等を加筆し、より活用しやすいガイドを作成するなど、子どもの食の困りごとへの支援についても研究を進めている。
主な論文・著書は、「高校3年時の不定愁訴と身体発育との関連について―小学生から高校生まで12年間の発育グラフを用いた検討―」(共著、日本成長学会雑誌23(2),2017)、「子どもの生活習慣について―不定愁訴の有訴率と食事のとり方の関連に着目して―」(単著、児童研究95,2016)、「これだけはおさえたい!保育者のための子どもの保健」(編著、創成社,2019)、「これだけはおさえたい!保育者のための子どもの健康と安全」(編著、創成社,2020)他。

高平 小百合 教授

研究分野は、認知科学・認知心理学・発達心理学・教育心理学・脳科学を含む。人間の心や学びと脳との関係を科学的に理解することを研究目的とし、「感情の影響」や「学習意欲・動機付け」「子どもの論理的思考」(日本学術振興会・科研費挑戦的萌芽研究)についての理解や、「発達障がいが疑われる子どもや学生について」(学部間共同研究)の解明も進めている。
主な論文及び著書は、「発達研究における海外情報発信と潜在的・顕在的課題についての考察」(『発達心理学研究』発達心理学会)「数学学習経験・信念・動機づけとの関連性について ―数検受検者の特性―」(共著、玉川大学教育学部紀要『論叢』)、「学びを促す諸要因についてー能動的・主体的学びにつながる学習者の要因」(教育心理学会)、「私立幼稚園教師における職務上の困難 ---新任時と現在の分析---」(共著、玉川大学教育学部紀要『論叢』)、「Mental Rotation Test Performance in Four Cross-Cultural Samples (N=3367): Overall Sex Differences and the Role of Academic Program in Performance」(共著、『Cortex』)、『脳と心と教育』高平小百合監訳(日本語共訳書・玉川大学出版)『教育心理学』(共著、玉川大学出版部)、『人間発達心理学』(共著、宣協社)などである。

田甫 綾野 教授

研究分野は、幼児教育学・保育学・児童文化。主たる研究テーマは保育者のライフストーリーからみる保育実践の歴史や保育者のキャリア形成。また、子どもの遊びや幼児と異世代との交流についての研究も行っている。  著書に『保育原理』(共著・ミネルヴァ書房)、『保育学講座4保育者を生きるー専門性と養成』(共著・東京大学出版会)、『笑って子育てー物語でみる発達心理学』(共著・北樹出版)他。研究論文に「小学生のごっこ遊び・劇遊びの分析—「演劇的知」を手がかりに-」(共著・『論叢』玉川大学教育学部紀要)、「集団保育における課題活動への主体的参加の可能性 ―保育者のかかわり方を視点として―」(単著・『論叢』玉川大学教育学部紀要)、「昭和31年版幼稚園教育要領に対する保育者の受けとめ方―ライフストーリーにみられる保育者の日常的『構え』を通して」(単著・『保育学研究』)等がある。

原田 眞理 教授

研究分野は、精神分析、臨床心理学、医療心理学、教育相談。目に見えないこころの理解という視点から、自然災害後のトラウマやPTSD・学校内の問題に取り組んでいる。東日本大震災発災以降は心のケア、特に在京避難者支援および福島県内における母子支援を行っている。主な研究テーマは、災害時の心のケア・心理職のアウトリーチ活動・精神分析的視点からみた女性における二重性・教育相談等である。
 主な著書は、『子どものこころ、大人のこころ 先生や保護者が判断を誤らないための手引書』(単著、ナカニシヤ出版) 『教育相談の理論と方法』(編著、玉川大学出版部)、『教育相談の理論と方法 小学校編』(編著、玉川大学出版部)、『教育相談の理論と方法 中学校・高校編』(編著、玉川大学出版部)、『子どものこころ―教室や子育てに役立つカウンセリングの考え方』(単著、ナカニシヤ出版)『学級経営論』(共著、玉川大学出版部)、『女子大生がカウンセリングを求めるとき』(共著、ミネルヴァ書房)、『カウンセラーのためのガイダンス』(共著、ブレーン出版)他。

星野 あゆみ 教授

研究分野は、国際バカロレア教育、バイリンガリズム、帰国子女教育。
主な研究テーマは日本における国際バカロレア教育について。国際バカロレア教育を中心に、教育のあり方について研究を行っている。現在は国際バカロレア機構アジア太平洋地域日本担当地域開発マネージャーを担当。
主な著書として『国際バカロレアの現在』(共著、ジアース教育新社)、『Journeys in Implementation』(共著、国際バカロレア機構)、最近の研究論文として「国際バカロレアの教育で「グローバル人材育成」を行う教師と学校」(明石書店)、「グローバル化教育のめざすものー国際バカロレア校の実践からー」(大修館書店)、「帰国生受け入れとグローバル人材の実際」(一般社団法人日本在外企業協会)、「IBワールドスクールへのみちのり」東京学芸大学附属国際中等教育学校研究紀要)などがある。

Professor Curtis BEAVERFORD

Field of study:International Baccalaureate Implementation Models/ International Education/ Teacher Education/ Communities of Practice Research interests/ Writings/ Papers:Curtis Beaverford has been an international educator since 1997 and involved with the International Baccalaureate since 2000. In addition to many years of teaching and coordinating aspects of the IB Primary Years, Middle Years and Diploma programmes he completed seven years as the IB Regional Manager for the MYP in managing authorization and evaluation processes in the Asia Pacific Region. He has also worked as a global PD contractor who worked on the development of PYP and MYP professional development products for the King Faisal Foundation’s roll out of IB programmes in Saudi Arabia. From 2015 – 2018 he worked on the design a new MA programme at the University of Tsukuba which meets the requirements for the IB Educator Certificates. Current research interests include IB implementation models in state schools and meeting the professional development needs of teachers new to IB Education.

森山 賢一 教授

研究分野は教育内容・方法学、教師教育学。研究テーマとしては、教育内容・方法学分野においては、体験的学習に関する歴史的、原理的考察、またそれに関わるカリキュラムの研究を中心としている。また、「学力」に関する教育方法学的研究・教育思想史的研究を行っている。教育の理論と実践との結合を目指すことによって、教育実践に関する研究水準の向上に取り組む。教師教育学分野においては、教員養成の質保証、教師の専門性と力量形成、教員養成、採用、研修について教育政策における今日的課題、などの研究を中心にしている。
主要著書・論文は、『教員の在り方と資質向上』(大学教育出版)、『新時代の教職概論』(ジダイ社)、『教育実践学-実践を支える理論-』(大学教育出版)、『専門職としての教師教育者-教師を育てるひとの役割、行動と成長-』(共訳、玉川大学出版部)、『カリキュラムと目的-学校教育を考える-Curriculum and Aims Thinking About Education』(共訳、玉川大学出版部)、『進路指導論』(大学教育出版)、『生徒指導論』(大学教育出版)、『教育課程編成論』(学文社)、『自己成長を目指す教職実践演習』(北樹出版)、『総合演習の理論と実践』(学文社)、『教育学概論』(岩崎学術出版社)、『道徳教育』(共著、培風館)、ほか。

山口 意友 教授

研究分野は、道徳哲学、教育哲学、並びに応用倫理。主なテーマはカントの道徳哲学であるが、道徳を机上の空論に終わらせないためにも、応用倫理という観点から道徳理論や正義論、近年では戦前の道徳教育(修身)の研究も行っている。
著書に『教育の原理とは何か―日本の教育理念を問う―』(ナカニシヤ出版)、『反「道徳」教育論-「キレイゴト」が子供と教師をダメにする-』(PHP研究所)、『正義を疑え!』(筑摩書房)、『平等主義は正義にあらず』(葦書房)、『女子大生のための倫理学読本』(葦書房)、『新教科「道徳」の理論と実践』(共著、玉川大学出版部)、『教育原理』(共著、玉川大学出版部)、『教職概論』(共著、玉川大学出版部)、『よく生き、よく死ぬ、ための生命倫理学」(共著、ナカニシヤ出版)、『情報とメディアの倫理』(共著、ナカニシヤ出版)、『男と女の倫理学』(共著、ナカニシヤ出版)、『生と死の倫理学』(共著、ナカニシヤ出版)、『幸福の薬を飲みますか?』(共著、ナカニシヤ出版)。『健康の倫理』(共訳、九州大学出版会)、『環境の倫理』(共訳、九州大学出版会)などがある。

若月 芳浩 教授

研究分野は教育学(幼児教育)。保育の実践と研究の中でも、障碍のある子どもを含む保育、子育てに関する保護者支援、保育の質の向上のための園内研究のあり方などについて日々検討している。特に障碍のある子どもの保育については、地域の連携の重要性や専門機関の方法論をどのように保育に取り入れられるか等について検討。横浜にて実践の場で園長を兼ねる。所属学会等は日本保育学会会員(関東地区評議員)、日本自閉症スペクトラム学会会員、日本乳幼児教育学会会員、子どもと保育総合研究所所員。
著書に、「インクルーシブな保育 導入のススメ」中央法規出版、「保育の変革期を乗り切る園長の仕事術」中央法規出版、保育内容の指導法「環境」「人間関係」玉川大学出版部、共著に『障害児保育入門』(ミネルヴァ書房)、『特別支援教育で育つ子どもたち』(学事出版)、『保育原理』(ミネルヴァ書房)、『保育内容・環境』(ミネルヴァ書房)、『幼稚園実習・保育所・施設実習』(ミネルヴァ書房)など。主論文は「障碍のある子ども、かかわりの難しい子どもを包括する保育を考える」(単著)、「保育者の専門性を育む園文化の探求―就職後の現場における悩みの質―」(単著)など。