教員紹介

教育学専攻では、演習担当者が研究指導だけでなく、学生生活全般に関しても連絡を密にしてマンツーマンに近い体制で指導にあたります。以下は、担当者の研究分野と現在の関心を紹介するものです。

大豆生田 啓友 教授

研究分野は、乳幼児教育学・保育学・子育て支援。研究テーマは、保育実践や子育て支援に関する質的研究。保育の質向上の仕組み(協同的な学び・研修・可視化)に関する研究、倉橋惣三の保育論に関する研究など。
主な学術論文等には、「保育実践研究:その可能性を探る」(保育学研究,56(3), 2018年)、「新制度以降の自治体発の子育て支援・保育の取り組み」(『医療と社会』27(1)2017年)、「保育の真と今日的課題-倉橋惣三の保育論から考える-」(『発達』138号、2017年)、「保育の場における子育て支援の課題」(日本保育学会「保育学研究」2013年)がある。
主著には、『あそびから生まれる動的環境デザイン』(学研みらい、2018年)、『最新保育資料集2018』(ミネルヴァ書房、2018年)、『21世紀型保育の探求-倉橋惣三を旅する-』(フレーベル館、2017年)、『対話から生まれる乳幼児の学びの物語-子ども主体の保育の実践と環境-』(2016年、学研)『保育学講座第5巻・保育を支えるネットワーク-支援と連携-』(2016年、東京大学出版会)、『子ども主体の協同的な学びが生まれる保育』(2015年、学研)、等がある。

小原 一仁 教授

研究分野は、高等教育学、比較教育学。主な研究テーマは、①学校法人の経営・運営と、②全人教育。
主要論文は、「West Meets East: A Well-Rounded Education versus an Angular Education in Japan」(『Espacio, Tiempo y Educación』FahrenHouse)、「米国boarding schoolにおける全人教育」(『全人教育研究センター年報』玉川大学)、「教員養成課程の国際化の可能性」(『高等教育の国際的質保証に関する調査研究報告書』大学基準協会)、「教員養成課程における大学アーティキュレーション」(『高等教育におけるアーティキュレーションに関する調査研究報告書』大学基準協会)他。

カメダ クインシー 講師

専攻分野は、教育における社会構成主義 / 学習コミュニティの構築 / 国際バカロレア教育。
玉川大学学術研究所K-16一貫教育研究センター(玉川大学教育学教育研究科IB研究コース担当講師)。
2003年 トロント大学 理学部 天体物理学科卒業、2014年 トロント大学 ・オンタリオ教育研究所 修士課程教員養成カリキュラム開発研究科修了 2008年より玉川学園にて、MYP理科・数学、DP物理・数学・TOKを担当、DPコーディネーター。2010年よりMYP/DP Bilingual Workshop Leader、DP物理 Examiner, 2013年よりMYP/DP School Visiting Team Leader、DP Consultant、を兼務。2015年6月より国際バカロレア機構日本教育専門官を兼務。2014年9月より現職。
教員の協働性を必要とするプロフェッショナル・ラーニング・コミュニティ「専門職の学習共同体」という概念が日本の学校で今後どのように充実発展していく可能性をもつかについての研究を進めている。最近の研究文献として「学び続ける教師を育み、それを指導と学習の改善につなげるために必要とする教師養成制度の考察」(AERJ アフリカ教育研究学会誌)、「思考習慣を身につける:TOKにおける指導と学習」(CoReCa 2015-2016 公益財団法人国際文化フォーラム)などがある。

小島 佐恵子 准教授

研究分野は、高等教育論、教育社会学。主に、大学と社会のつながり、大学の学生支援制度、日米の高等教育に関する研究を行っている。FD(Faculty Development)については、主としてアクティブラーニングやその手法の導入に関する研修会・ワークショップ等を行っている。
主な論文・著書は「大学における新しい専門職のキャリアと働き方―聞き取り調査の結果から―」(大学評価・学位研究)、「地域の大学に対する地域住民の現状認識と役割期待」(大学評価研究)、「アメリカの教員養成におけるパフォーマンス評価の現状と課題―メリーランド大学の事例を中心に―」(玉川大学学術研究所紀要)、「国内事例にみる学生支援の評価 : GP事業を例に」(大学教育学会誌)、「修学支援の現状と課題」(『学生支援の最新動向と今後の展望』日本学生支援機構)、「教員養成にかかわる大学教員の資質向上の課題 : 教員養成を担当する大学教員に望ましいFDの考察」(『Synapse』ジアース教育新社)、『大学のFD Q&A』(共著、玉川大学出版部)、『大学生活ナビ 第2版』(共著、玉川大学出版部)、『現代アメリカ教育ハンドブック』(アメリカ教育学会編、共著、東信堂)、『初年次教育ハンドブック 学生を「成功」に導くために』(共訳、丸善株式会社)他。

近藤 洋子 教授

研究分野は、母子保健学、公衆衛生学。主な研究テーマは小児期のライフスタイルや養育環境と健康の関連、学童期・思春期の健康教育のあり方について。
最近の研究論文としては、「保育所・幼稚園・認定こども園等における食生活支援に関する研究」(共著、厚生労働科学研究費補助金(成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業)幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイドの開発に関する研究、平成29年度総括・分担研究報告書)、「児童・生徒・学生の体型と心身の健康状態の関連について-やせに注目して-」(玉川大学健康・スポーツ科学研究紀要)、「思春期における健康増進と生きる力育成に関する研究」(共著、玉川大学健康・スポーツ科学研究紀要)、など。著書は『子どもの保健と支援』(共著、日本小児医事出版社)、『新しい時代の子どもの保健』(共著、日本小児医事出版社)、『教養としての健康・スポーツ』(共著、玉川大学出版部)、『新 生と性の教育学』(共著、玉川大学出版部)など。

坂野 慎二 教授

研究分野は、教育行政学、教育経営学、教育課程論、比較教育学。
主要著書・論文は、『統一ドイツ教育の多様性と質保証』(単著、東信堂、2017年)、『改訂版教育課程編成論』(編著、玉川大学出版部、2019年)、『学校教育制度概論』【第二版】(編著、玉川大学出版部、2017年)、『海外の教育改革』(編著、放送大学教育振興会、2015年)、『若者の働き方』(共著、ミネルヴァ書房)『高等教育質保証の国際比較』(共著、東信堂)、『高校改革のいま』(共著、学事出版)、『教育改革の国際比較』(共著、ミネルヴァ書房)、『学力の総合的研究』(共著、黎明書房)他。

佐久間 裕之 教授

研究分野は、教育哲学、教育史、道徳教育。主な研究テーマは新教育の歴史・思想に関するもので、特に国際バカロレア教育の理念につながるドイツ田園教育塾(ヘルマン・リーツ、クルト・ハーン)と全人教育(小原國芳)の研究、ペーター・ペーターゼンのイエナ・プラン研究(日本学術振興会・科研費基盤研究)に取り組んでいる。
著書は『教育原理』(編著、玉川大学出版部)、『西洋教育史』(編著、玉川大学出版部)、『人間学の名著を読む』(共著、玉川大学出版部)、『人間形成のイデア』(共著、昭和堂)、『教育のイデア』(共著、昭和堂)、『教育学の歴史』(共訳、青土社)、『教職概論』(編著、玉川大学出版部)、『アレテーとパイデイア』(共著、福村出版)、『道徳・倫理の未来へ』(共著、清水書院)、『道徳教育論』(共著、一藝社)、『親が参画する保育をつくる: 国際比較調査をふまえて』(共著、勁草書房)、『保育用語辞典』(共著、一藝社)、Educational Progressivism, Cultural Encounters and Reform in Japan(共著、Routledge)など。

高平 小百合 教授

研究分野は、認知科学・認知心理学・発達心理学・教育心理学・脳科学を含む。人間の心や学びと脳との関係を科学的に理解することを研究目的とし、「感情の影響」や「学習意欲・動機付け」「子どもの論理的思考」(日本学術振興会・科研費挑戦的萌芽研究)についての理解や、「発達障がいが疑われる子どもや学生について」(学部間共同研究)の解明も進めている。
主な論文及び著書は、「発達研究における海外情報発信と潜在的・顕在的課題についての考察」(『発達心理学研究』発達心理学会)「数学学習経験・信念・動機づけとの関連性について ―数検受検者の特性―」(共著、玉川大学教育学部紀要『論叢』)、「学びを促す諸要因についてー能動的・主体的学びにつながる学習者の要因」(教育心理学会)、「私立幼稚園教師における職務上の困難 ---新任時と現在の分析---」(共著、玉川大学教育学部紀要『論叢』)、「Mental Rotation Test Performance in Four Cross-Cultural Samples (N=3367): Overall Sex Differences and the Role of Academic Program in Performance」(共著、『Cortex』)、『脳と心と教育』高平小百合監訳(日本語共訳書・玉川大学出版)『教育心理学』(共著、玉川大学出版部)、『人間発達心理学』(共著、宣協社)などである。

寺本 潔 教授

研究分野は、社会科教育学および生活科教育学、安全教育。研究テーマとして、子どもの遊び空間や環境認知の発達研究、近代日本地理教育実践史研究、社会科授業研究などがある。社会科や生活科の検定教科書、小中社会科地図帳などの編集・執筆にも力を入れている。さらに、近年は観光教材を活用した学びを展開し、地方創生時代の学校や地域の教育の在り方、観光人材育成への公教育の関与に関して、観光庁のモデル事業のアドバイスや日本観光振興協会にて初めての『観光副読本』の監修などにも力を入れている。
主な著書に『子どもの知覚環境』(地人書房)、『社会科の基礎基本 地図の学力』(明治図書)、『感性が咲く生活科』(大日本図書)、『言語力が育つ社会科授業』(共著、教育出版)、『各科指導法 社会』(共著、玉川大学出版部)、『観光教育への招待―社会科から地域人材育成まで』(寺本・澤編著、ミネルヴァ書房)がある。

原田 眞理 教授

研究分野は、精神分析、臨床心理学、医療心理学、教育相談。東日本大震災発災以降は心理学視点からの支援、特に在京避難者支援および福島県内における母子支援を行っている。主な研究テーマは、災害時の心のケア・心理職のアウトリーチ活動・精神分析的視点からみた女性における二重性・教育相談等である。
主な著書は、『子どものこころ、大人のこころ 先生や保護者が判断を誤らないための手引書』(単著、ナカニシヤ出版)『教育相談の理論と方法 小学校編』(編著、玉川大学出版部)、『教育相談の理論と方法 中学校・高校編』(編著、玉川大学出版部)、『子どものこころ―教室や子育てに役立つカウンセリングの考え方』(単著、ナカニシヤ出版)『学級経営論』(共著、玉川大学出版部)、『女子大生がカウンセリングを求めるとき』(共著、ミネルヴァ書房)、『カウンセラーのためのガイダンス』(共著、ブレーン出版)他。

星野 あゆみ 教授

研究分野は、国際バカロレア教育、バイリンガリズム、帰国子女教育。
主な研究テーマは日本における国際バカロレア教育について。国際バカロレア教育を中心に、教育のあり方について研究を行っている。現在は国際バカロレア機構アジア太平洋地域日本担当地域開発マネージャーを担当。
主な著書として『国際バカロレアの現在』(共著、ジアース教育新社)、『Journeys in Implementation』(共著、国際バカロレア機構)、最近の研究論文として「国際バカロレアの教育で「グローバル人材育成」を行う教師と学校」(明石書店)、「グローバル化教育のめざすものー国際バカロレア校の実践からー」(大修館書店)、「帰国生受け入れとグローバル人材の実際」(一般社団法人日本在外企業協会)、「IBワールドスクールへのみちのり」東京学芸大学附属国際中等教育学校研究紀要)などがある。

Professor Curtis BEAVERFORD

Field of study:International Baccalaureate Implementation Models/ International Education/ Teacher Education/ Communities of Practice
Research interests/ Writings/ Papers:Curtis Beaverford has been an international educator since 1997 and involved with the International Baccalaureate since 2000. In addition to many years of teaching and coordinating aspects of the IB Primary Years, Middle Years and Diploma programmes he completed seven years as the IB Regional Manager for the MYP in managing authorization and evaluation processes in the Asia Pacific Region. He has also worked as a global PD contractor who worked on the development of PYP and MYP professional development products for the King Faisal Foundation’s roll out of IB programmes in Saudi Arabia. From 2015 – 2018 he worked on the design a new MA programme at the University of Tsukuba which meets the requirements for the IB Educator Certificates. Current research interests include IB implementation models in state schools and meeting the professional development needs of teachers new to IB Education.

森山 賢一 教授

研究分野は、教育内容・方法学、教師教育学。研究テーマとしては、教育内容・方法学分野においては、体験的学習に関する歴史的、原理的考察、またそれに関わるカリキュラムの研究を中心としている。また、「学力」に関する教育方法学的研究・教育思想史的研究を行っている。教育の理論と実践との結合を目指すことによって、教育実践に関する研究水準の向上に取り組む。教師教育学分野においては、教員養成の質保証、教師の専門性と力量形成、教員養成、採用、研修について教育政策における今日的課題、などの研究を中心にしている。
主要著書・論文は、『教員の在り方と資質向上』(大学教育出版)、『新時代の教職概論』(ジダイ社)、『教育実践学-実践を支える理論-』(大学教育出版)、『専門職としての教師教育者-教師を育てるひとの役割、行動と成長-』(共訳、玉川大学出版部)、『カリキュラムと目的-学校教育を考える-Curriculum and Aims Thinking About Education』(共訳、玉川大学出版部)、『進路指導論』(大学教育出版)、『生徒指導論』(大学教育出版)、『教育課程編成論』(学文社)、『自己成長を目指す教職実践演習』(北樹出版)、『総合演習の理論と実践』(学文社)、『教育学概論』(岩崎学術出版社)、『道徳教育』(共著、培風館)、ほか。

山口 意友 教授

研究分野は、道徳哲学、教育哲学、並びに応用倫理。主なテーマはカントの道徳哲学であるが、道徳を机上の空論に終わらせないためにも、応用倫理という観点から道徳理論や正義論、近年では戦前の道徳教育(修身)の研究も行っている。
著書に『教育の原理とは何か―日本の教育理念を問う―』(ナカニシヤ出版)、『反「道徳」教育論-「キレイゴト」が子供と教師をダメにする-』(PHP研究所)、『正義を疑え!』(筑摩書房)、『平等主義は正義にあらず』(葦書房)、『女子大生のための倫理学読本』(葦書房)、『新教科「道徳」の理論と実践』(共著、玉川大学出版部)、『教育原理』(共著、玉川大学出版部)、『教職概論』(共著、玉川大学出版部)、『よく生き、よく死ぬ、ための生命倫理学」(共著、ナカニシヤ出版)、『情報とメディアの倫理』(共著、ナカニシヤ出版)、『男と女の倫理学』(共著、ナカニシヤ出版)、『生と死の倫理学』(共著、ナカニシヤ出版)、『幸福の薬を飲みますか?』(共著、ナカニシヤ出版)。『健康の倫理』(共訳、九州大学出版会)、『環境の倫理』(共訳、九州大学出版会)などがある。

若月 芳浩 教授

研究分野は、教育学(幼児教育)。保育の実践と研究の中でも、障碍のある子どもを含む保育、子育てに関する保護者支援、保育の質の向上のための園内研究のあり方などについて日々検討している。特に障碍のある子どもの保育については、地域の連携の重要性や専門機関の方法論をどのように保育に取り入れられるか等について検討。横浜にて実践の場で園長を兼ねる。所属学会等は日本保育学会会員(関東地区理事)、日本自閉症スペクトラム学会会員、日本乳幼児教育学会、子どもと保育総合研究所所員。
著書に、「保育の変革期を乗り切る園長の仕事術」中央法規出版、保育内容の指導法「環境」「人間関係」玉川大学出版部、『障害児保育入門』(ミネルヴァ書房)、『特別支援教育で育つ子どもたち』(学事出版)、『保育原理』(ミネルヴァ書房)、『保育内容・環境』(ミネルヴァ書房)、『幼稚園実習・保育所・施設実習』(ミネルヴァ書房)など。主論文は「障碍のある子ども、かかわりの難しい子どもを包括する保育を考える」(単著)、「保育者の専門性を育む園文化の探求―就職後の現場における悩みの質―」(単著)、「障碍のある子どもを包括する保育実践の方向を探る」(共同研究)、「子育て支援における現状と課題―認定こども園を中心として―」(共同研究)、「保育者養成における『インターンシップ』の有効性について検証する」(共同研究)。