活躍する修了生

石井 美和 さん

教育学研究科　教育学専攻（修士課程）
夜間コース
2018年3月修了

※所属等は2019年取材時

現在、幼稚園教諭として７年目を迎えました。人間形成において最も重要とされる乳幼児期の子どもたちの育ちを見守り、成長を支える仕事にやりがいを持って取り組んでいます。
振り返ると、仕事に就いて３年目を終えたころは日々葛藤を抱えていました。「私は幼稚園教諭にむいていないのではないか」と自問自答し悩んでいた時に、恩師の大豆生田先生から大学院の夜間開講の情報を頂いたことがきっかけで、もう一度保育について勉強してみたいと考え進学しました。
夜間コースで週２回の通学でしたが、職場の理解が本当にありがたく、同僚みんなが応援してくれて恵まれた環境でした。早く帰らせて頂く分、朝早くに出勤するなど工夫しながらの毎日でしたが、とても充実していたと思います。研究していた「保護者の遊びの受容過程」については、保護者とのコミュニケーションツールを新しく考案し、職場でも導入して頂きました。自分の研究を還元できて嬉しかったです。
大学院は境遇、立場の違うさまざまな方々と出会える場所です。年齢も経歴も異なる仲間から刺激を受けて、視野が大きく広がります。私自身、子どもたちを見る意識はずいぶん変化しました。子どもが「今」何を感じて、何を見ているのか、子どもの世界を一緒に楽しみたいと思えるようになったおかげで、改めて保育の楽しさを実感しています。これからも現場で、理論と実際の融合を実践しながら、子どもにとってより良い学びを考えていきたいと思います。