初等教育研究コース

概要

初等教育研究の範囲は多岐にわたりますが、小学校教育の本質や制度、教育内容及び方法論に関して理論と実践の両面から接近することができます。多様なアプローチによる研究方法を習得できます。具体的には教育現場を踏まえて、教育実践に生かす研究が行われています。また、教育技術研究や生活科並びに総合的学習などに代表される教科横断的な学びの成立条件についても研究を深めています。あるいは、発達の原点にかかわる幼児から児童に至る幼少連携教育や児童福祉など多様な観点からも追及することが可能です。
初等教育研究は、教育学研究コース、乳幼児研究コース、教師教育学コースなどの諸科目とも関連しています。認知心理学や児童の心理発達とも密接に関係しながら、子どもたちの「生きる力」を培う創造的な教育活動を担う諸教科や総合、特別活動、道徳など介し、学び続ける教育者として研究力や指導力豊かな教師の育成に努めています。近年、ニーズが高まっている国際バカロレア(IB)の教員育成についても、IB研究コースの科目と関連づけながら初等教育研究の在り方を追求することができます。

科目履修

初等教育研究コースは、「教育学基礎科目群」を8単位以上修得することに加え、「教育学発展科目群」の初等教育研究科目を8単位以上修得することが必要です。「教育学発展科目群」の初等教育研究科目は、以下のようになっています。

  • 初等教育研究
  • 小学校授業研究
  • コンピュータと教育
  • カウンセリング研究
  • 特別支援教育研究

この他に修士論文を作成するための指導を受ける「教育学特別演習」科目3科目を習得し、修士論文を執筆し、審査に合格する必要があります。修了に必要な合計単位数は30単位です。

初等教育研究コースの指導に関わる主な教員

  • 小谷恵津子教授
  • 坂野慎二教授
  • 佐久間裕之教授
  • 原田真理教授
  • 山口意友教授