東北の被災地の学校跡を訪ねました
2012.10.02
9月15日、宮城県仙台市の津波被害に襲われた学校跡に行ってきました。仙台東部有料道路を北から南に走ると、左側の海側は何もない平坦な雑草地となっていました。かつては住宅が建ち並び、その合間に田んぼが見える風景でした。一方、山側の右側は住宅がびっしりと並んでいます。この道路が津波を遮ったため、西側は津波の被害を免れることができたことが実感できました。
仙台市立荒浜小学校では、津波で流されたと思われるバイクや自転車が校庭に並び、体育館の1階部分が押しつぶされていました。仙台市の南に隣接する名取市立閖上中学校は、14名の生徒さんが亡くなられました。校舎の1階が津波で吹き抜け状態となり、時計が地震発生時の14時46分で止まっていました。
こうした光景を目の当たりにして、自分に何ができるのかを改めて考えさせられました。


(教授・坂野慎二)