新潟県上越市の小学校に行ってきました

2014.08.21

 2014年7月8-9日、新潟県上越市の小学校に見学に行ってきました。今回は教育課程の研究開発学校となっている上越市立大手町小学校、文部科学省の教育課程研究開発学校の指定を受けている上越教育大学附属小学校、そして上越市立高志小学校を訪問させていただきました。
 大手町小は、長年にわたり、教育課程の研究開発指定を受けています。平成24-26年度は「自ら学び、共によりよく生きようとする子ども」をはぐくむ研究開発を進めています。大手町小の特色は、学校の活動で培う資質・能力を、6領域(【探究力】【情報活用力】【コミュニケーション力】【創造性】【自律性】【共生的な態度】)に整理していることです。子ども達も先生方も、活動を楽しんでおられます。
 上越教育大学附属小学校は、新領域「創造活動」(実践教科活動)をテーマとして研究開発の指定を受けています。子どもが社会の様々な課題に対して主体的にかかわり、他者とともによりよい解決を求めていく力を育むことを目指しています。中心となるのは、生活科と図工、道徳、国語等との関連を図った「創造活動」と、「実践教科活動」によって、系統的な指導をどのように行うかです。子どもたちが動物や植物、地域の人達と触れ合いながら活動している様子が教室の掲示から伝わってきます。先生方の活動への準備は大変だろうということがわかります。
 高志小学校は、かつて研究開発の指定を受けていた時期があり、その頃からのご縁です。やはり「やぎさん」等の動物と、畑での「お野菜さん」の活動は、見ていても楽しいです。この10月30-31日には、「全国生活科・総合的な学習教育研究協議会」の研究会が開催されます。
 経験を中核にした教育に興味のある方は、是非上越を訪ねてみて下さい。

(教授 坂野慎二)