平成30年度 課題研究中間発表会・修士論文構想発表会

2018.07.05

先日5月29日、「課題研究中間発表会・修士論文構想発表会」が行われました。今年度末までに修了する学生が、修士論文を執筆するうえでどのように研究を進めていくか、進めていく研究に対してどのような備えをしているかといった構想を発表する場でした。

1年生のわたしたちは、会場整備をしたり、司会進行を行ったり、記録に保存したりなどと多くの仕事を分担しながらスムーズな運営を行うことでした。入学して、ゴールデンウィーク前後から準備に取り掛かりましたが、お互いにまだ慣れていないこともあり、連絡がうまく取れなかったりすることもありました。

一方で、わたしたちとは異なる大きな苦労をしていたのは、発表者である先輩方でした。毎日忙しい時間のなかで、指導教員に何度も相談して自分の研究を見直したり、発表の原稿を作成したり…。そんな先輩方の姿は、1年後の自分の姿と重ねようとしても到底及びそうもありませんでした。発表用のパワーポイント資料は、よりよいものをと推敲していると、当日の発表会直前になって完成するということもありました。

当日の発表では、A4用紙2枚分のレジュメと資料を使いながら、5分で発表、5分で質疑応答という流れで行われました。1人の持ち時間としてはたったの10分程度でしかないはずが、会場に張りつめた緊張感と発表の内容の濃度によって20分にも感じられるほどでした。質疑応答での先生方の鋭い指摘には、発表者の方々がどぎまぎしているようにも見えましたが、どの方もきちんと応じていたのにはさすがと感服しました。

最後に、発表の総括として佐久間先生から「明確化」というお言葉をいただきました。すでに吟味された先輩方の研究に向けられたものでしたが、一層研究に磨きをかけるためには必要なことなのだと教わりました。
無事に発表会を終えられた充足感と同時に、わたしたち1年生も来年度は自分たちの番だと気づかされました。あと1年、自分の研究を「明確化」して焦点を絞れるよう、今から研究に向けて動き始めようと思います。発表者の先輩方、本当にお疲れさまでした。

教育学研究科1年 R・Y