大学院での学び ~校外学習の引率支援~

2018.07.05

教育現場への理解を深めるため、5月の下旬と6月の上旬に小学校の特別支援学級の宿泊体験学習の引率に行ってきました。5月下旬は東京都の小学校の宿泊体験学習で山梨県の富士山付近の宿泊施設を利用し、6月上旬には横浜市の小学校の宿泊体験学習で神奈川県の三浦の施設を利用しました。

どちらの引率も特別支援学級の宿泊体験学習の引率だったため、子どもたち一人ひとりの特性に合わせた関わり方を考え、実践していく必要がありました。2校とも「自分のことは自分でやる」ことを目標にしていたので、子どもたちのできこと・できないことを見極め、支援の仕方を考えていくことは難しいこともありましたが、とても楽しく良い経験ができました。

一方で、二つの小学校の引率にいったため、それぞれの違いを経験することもできました。どちらも初夏の特別支援学級の引率でしたが、宿泊先が山の近くと海の近くという違いをはじめ、子どもたちの様子、学校や先生方の雰囲気など様々な違いを体験することができました。

「学校によって雰囲気は違うよ」という言葉は学部時代にたくさんの先生や先輩たちに言われた言葉です。言葉の意味を理解していると思っていても、実際に体験すると自分が言葉の意味の深いところまで理解できていなかったことがわかります。

「百聞は一見に如かず」ということわざがありますが、玉川学園ではこの言葉に続きがあります。「百聞は一見に如かず、百見は一労作に如かず」です。大学院では自分の研究以外にも、こども食堂でのボランティアや地域のイベントでワークショップを行うなどの機会も作ることができます。宿泊体験学習の引率はまだ「一見」ですが、大学院での学びの中で「百見は一労作に如かず」という体験をしていこうと思います。

教育学研究科1年 Y・H