研究の集大成―修士論文発表審査会―

2023.02.03

 令和4年度修士論文発表審査会が1月30日に実施されました。中間発表会と同様、10名の方が対面で発表を行いました。中間発表会や口頭試問での気づきが活かされ、研究と発表に更に磨きがかかった様子が見受けられました。発表会に参加している学生からもこれまで以上に積極的に質問が投げかけられ、有意義な会となりました。
 研究の目的を設定し、研究方法を選択し、分析、考察していくプロセスのなかで、「基本的なモノの見方」は常に明確にする必要があります。これは、研究の軸であり、研究の正当性を支える要因といえます。また、研究者自身が自覚するだけではなく、成果を見る側にも明らかにする重要性を学ぶことができました。
 総評では教授から、「これらの研究成果が現場で活かされたら日本の教育はよりよいものになる」や「研究者の目で見る力を現場で生かしてほしい」など、M2の方々の研究成果を奨励する声がありました。同時に、研究の成果を伝えるための更なる一歩を見つける難しさや、研究の質を担保していく重要性と難しさについて改めて考える機会となりました。
 これから本格的に研究を形にしていく私たちにとって、様々な気付きを得ることのできた時間となりました。M2の皆様、お疲れ様でした。今後、益々のご活躍をお祈り申しあげます。

文責 K.K